電車内の誘惑 (Page 4)
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「乗れ」
コンビニの前で待っていた香織の前に、高そうな外車が停まった。
土足で乗っていいのか、ちょっと迷った。家の車なんて、中古の軽だから気後れする。
「……こんな車を持ってるんなら、電車に乗る必要ないでしょ」
「痴漢するために乗っているからな」
「最低」
着いたのはマンションの駐車場だった。マンションはまだ新しくて、高そうに見えた。
「ここって、あなたの家なの?」
「そうだよ」
「ふうん……」
「こっちだよ」
連れていかれた部屋には大きなベッドが置かれていた。他には何もない。寝るか、犯るためだけの部屋だった。電車の中と違って生々しくて足が竦んだ。
「さて、脱がせてほしいか? それとも、脱いでくれるか?」
「……どっちも嫌……」
「嫌、ね」
「きゃっ」
いきなり、突き飛ばされて香織はベッドに倒れ込んだ。ギシ、と男もベッドに乗って香織に覆いかぶさってきた。
「ここに来たということは、最後までするつもりで来たということだろう? まさか友達の家のようにゲームでもして帰るつもりだった訳じゃないだろう?」
「う、うん……」
「まあ、脅されているのだから、来るしかないんだけどね」
男の手が服の裾から入ってきて、脇腹を撫でた。
「ん、ん……」
あっさり服を脱がされて、香織は足を閉じて手で隠した。
「見ないで……」
「恥ずかしいのか?」
「当たり前でしょ。……ひあっ」
足首をつかまれて、足を大きく広げさせられた。隠そうとした手もつかまれて、後ろで縛られる。
「やだ……」
「いい眺めだよ」
「ひううっ?」
下半身に温かいものが触れた。
驚いて見下ろすと、男が香織のクリトリスを舐めていた。
「あ、う、嘘……ふああんっ!」
そんな所を舐められるとは思っていなかったので、頭の中が真っ白になる。
ジュプジュプ音を立てて吸われ、香織は腰を跳ね上げた。
駄目、こんなの気持ち良すぎる……も、イク……っ!
「あっああっ……あっ?」
不意に男が口を離した。
嘘、なんで……イキそうだったのに……。
「ふ……これでイクのはもったいない。もっと深い悦びを教えてあげるよ」
「ふ、深い……? あ、ひいんっうあ、ゆ、指ぃ……っ」
指が香織の中に入り込んできた。勃った乳首をちゅっちゅっとついばまれる。指で奥の気持ちいい所をグチュグチュこすられて下半身が勝手に揺れる。
なのに、イキそうになると指が抜かれて口が離される。焦らされるのなんかもちろん初めてで、耐えられなかった。
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