読者投稿!もらったエロメール10選(選者:高岡奈月)
ネット配信限定男性向け雑誌の企画として実際にもらったエロメール募集企画で、“人気女性官能小説家・高岡奈月が選んだ珠玉のエロメール10選”に選ばれた、大学生の弟からのエロメール。大学生なのに経験豊富、百戦錬磨?な弟が、兄に緊急ヘルプを求める羽目になった“トンデモないかもしれない彼女”の正体とは?
投稿者名:臼井一春
タイトル:投書<大学生になった弟からのメール2通>
1通目のメール
拝啓、兄上……じゃねーや、兄貴。
一浪して、何とか医学部にはもぐりこめたけど、兄貴みたいに医学科には行けなかったよ。
でも、看護学科にはもぐりこめたから……かわいい女子の中から、ぱっと見は地味だけどちょっとエロそうな子がいたから、一応彼女にしてみたんだけど……全然エロいこととかには興味ないみたいなんだ。
どうすればいいかな。――あ、そうか。兄貴がやってたみたいに、調教すればいいのか。
あの兄貴の弟だから、俺にも出来るはず。モノだけは兄貴よか立派だし。あ、唯一のコンプレックスつついてごめん。
頑張ってやってみる。やってみるよ。
草々
臼井次秋
2通目のメール
拝啓、兄貴。
アホな愚弟に日記貸してくれてありがとう。日記読んだけど、すんげーエロいね、やっぱり。
あと俺が臼井って名乗ると、看護の先輩たちがさ、『臼井さんの弟なの?お兄さんね……すごいよ。
頭いいっていうだけじゃなくて、地味な女の子を……何て言うか、大人っぽく……えーと、プロデュースかね、プロデュース。するのが上手かったね。あの人』って言ってた。
頭だけじゃなくて、っていうのがうれしかった。エロ関係でも頼もしい人、みたいに伝説になってるぜ?
……それで。
兄貴から貸してもらった、昔の日記を熟読して、俺は彼女としてキープしている利佳とベッドイン……しようとした。
でも変なんだ。エロい雰囲気あるのに、キスは初めてだって言ってたし、処女だとも言ってた。
で、ここまでならまだよかった。モノホンの処女ならガード固いのは当たり前だけど、無理やり服を脱がしてみると――変だったんだよ。乳首立ってるわパンツぐしょ濡れだわで。
初めてのセックスで、こんなになる女は居ない。少なくとも、俺の経験上は。
やっぱりエロい雰囲気のほうが、こいつの本性だって思えた。
だから、言葉責めで攻略しようと思った。兄貴もやって成功したって言ってたろ?
だから、日記に書いてあったのを、ちょっと変えて言ってみた。
「んじゃ次はっと……ん?お前、下の口、すごいヒクヒクしてるぞ。
処女つったの嘘だろ?こーんなおねだり、下の口で言われたら、男としては、こうするしかないわな。
俺も可愛げない上の口より、素直な下の口とおしゃべり楽しみたいしな」
利佳は固まった表情のまま、ベッドの上で脚を広げた。上の唇は引き結ばれたままだが、素直な下の口は、それ程濡れていないが唇は開ききり、ひくりひくりと震えている。早くモノを食べさせて、と言うように。
ならば、“素直な”おねだりに応じてやるか。
学生で妊娠はまずいので、いつも持ち歩いているコンドームを自分のモノにかぶせ、入れる前に指で軽くGスポットを刺激してやった。
が、利佳は小さく悲鳴を上げた。精一杯しぼった音量だと分かるぐらい、指に肉壁が迫ってきた。だが、指が締め付けられる程ではなかった。
こいつ……スポットを仕込まれたのは、指じゃない。それが分かって、俺はいささかぞっとする。こいつ、誰に仕込まれたんだよ?!同級生なんかじゃ絶対にない。大人だ。それも少なくとも、30代過ぎの男。一応自分のブツには自信があるつもりだが、テクニックに関しては……仕込んだのが大人だと分かると不安になってきた。
だが、もうこれで準備は整っている……指で入り口をつついてみると糸引くくらい濡れているし、こっちもコンドームは装着済み。後は入れるだけ。
「誰に仕込まれたか知らんけど、俺としては味あわせてもらうだけだな。
では、いっただっきまーす」
軽い口調で不安を隠しながら、愛液で亀頭を濡らしてやってこの時点でたまらなそうな表情するって、どれだけこいつヤってるんだよ――、まずは奥までゆっくり挿入し、締め付けをしっかり味わった。思った通り、ひたすらにギュッと締め付けてこない。
――とするとやっぱりアレだ、こいつのスポットは男のカリで散々こすられて開発されたんだな。大きさなら負ける気はしないが、テクニックがなあ……。
まあ、でも行きますか。俺は腰を振り立て、スポットを自分のカリで刺激してやった。
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