読者投稿!もらったエロメール10選(選者:高岡奈月) (Page 2)
予想は大当たり。
利佳は悲鳴を上げ、「そこいい!」と言った後はひたすら喘ぐだけ。
「はあ、ふうんっ……そこお、こすって……あ、あ、もっと激しくそここすって……はぅ、ひぅ、ひいい、いいよぉ……はぁん、んっ、んっ」
なんと、自分から腰を振っていた。しかも俺がげっそりしないよう、それなりに締め付けてきながら、これ……なんだよね。
セックスする為にわざわざ敵地に上がりこんだのに、俺はかなりみじめになってきた。処女ではないわ、がっつり開発済みだわ……何なんだコイツ。一回終わったら問いつめてやる、絶対に!
怒りで自分にカツを入れ、言葉責めで、俺は自分が優位に立とうとした。よく考えれば、マグロでないだけましじゃないか、とも自分を慰める。
そして、入れる前の口調で責めてやることにした。本物の処女なら気絶するかもしれんが、コイツの場合はその心配はない。
「うほおっ!やっぱり、口も中もヒクヒクしてるぜ。
おまけに唇まで、何か言おうとして動いてるし。下半身はみーんな、正直でイイコだね~」
俺はそう言いながら女の尻を撫でまわした。足は俺の腰に巻きつけられ、カリがスポットに当たる位置で俺のモノの動きを封じ、自分でこすっている。
ダメだ、まーだコイツのペースにはまってるじゃないか。いかん、まだいかん。気分がしょげてくるのを奮い立たさねば!
「……お前、自分でやるなよ?処女なんだろ?」
こう言いながら、俺は腰から脚を外した。いきなり不安そうな目になるのを見て、自分も不安になってきた。がっつりパパ活とやらでもやってたのか、と目まいがする。
しかしここで凹んではいかん!ここで凹んだら男ではない。多分。
「俺がこすってやるよ。腰疲れるだろ?てか、初期設定、処女じゃなかったのか?」
「そうだってば、信じて。おねが」
「イイ所分かってるって、楽でいいねえ」
俺は早いピストンで、ぐいぐいこすってやった。するとまた悲鳴が上がる。
「ひ、ひもちいいよぉ。臼井君の、熱いね。機械とかと全然違うぅ。こすられるのいい、もっと……」
は……はい?!ちょっと待て、今なんつったお前!“機械”だと?!?――俺はパニクった。……えーと……こいつ、姉ちゃんいたって言ってたな。しかもかなり仲がいい、と。
まさかコイツ仕込んだの、コイツの姉ちゃんか?!……いやそれならそれでいい、いや本当はよくないんだけど、だけどダメだ。もーう我慢できーん!
女のやり方で仕込まれたのなら、俺が男のやり方を仕込んでやるのみ!
「……やり方変えよ」
ぼそっとつぶやいてから、俺は根元まで深々と突いた。先に何か当たった感触があった。子宮口か……なら、ちょうどいい。このまま奥とスポットの間でピストンを続ければ、コイツだけでなく俺も……。
「痛!奥、痛い!」
やっと処女らしいセリフが聞けた。 ……やっぱ仕込んだの姉ちゃんか……。
「臼井君の、先っぽも太いから痛い!」
……はい?“先っぽ”ですと?何なんだろう?亀頭のことだよな?うーん……やっぱり姉ちゃんなんか。変なことを妹に仕込む姉ちゃんだな、俺も人のことは言えんが。――お、コツコツしていたら少しずつ柔らかくなってきた。
「う、痛いけどちょっと、何か、へん……」
利佳はぼうっとした目になっている。イく前だったらいいんだけ……。
「何かよくわかんない……気持ちよくはないけど、でも気持ちよくなりそうな感じ……何だろ」
……!利佳のヤツ、ぼーっとした目のまんま、いきなり締め付けてきた!しまった、奥の奥まで入ってるから、抜けない……負けた!
最後の呻きを上げたのは、俺だった。
「もうダメだ俺……」
そう言った途端、避妊具の中で、俺は爆発した。
まさか処女に負けるとは思わなかった……。
兄貴にも報告したよね?
高校生の時もそれなりに色々してきたし、大学に入ってからはバイト先の先輩ともセフレとして付き合ってきたから、それなりにセックスには自信があったのに。
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