全員最低!不倫女教師にクラス全員でHな制裁を仕掛ける! (Page 2)
「……だーっ! やっと終わった! クソ、鈴木の奴め……!」
放課後、俺が書き取りしたノートは合計10冊にも及んだ。
1行目を書き終え、サボって帰ろうとした所を通りすがりの学年主任に捕まった。学年主任に鈴木の横暴を愚痴っていた所、噂をすればなんとやら……背後に鈴木がいた。
「あら、そう。そうなの長嶋君。書き取り三冊じゃなくて十冊もしたいなんてね。見上げた生徒だわ」
俺が何度も謝罪しても鈴木は無視して、追加のノートを渡してきた。さらに「一時間ごとに見に来るから、教室にいなかったら許さないわよ」などという捨て台詞まで。所詮、くだらない脅し文句だろうと高をくくっていたのだが、鈴木は本当に一時間ごとに教室にやってきた。
『まだ終わってないの? 一時間何してたの?』
『長嶋君はゆっくり文字を書くのね。下手クソの癖に』
『これで一冊? ……そう。これ以上望むのは酷ってもんかしらね、クズの長嶋君には』
思い出すだけでも腹が煮えくり返る。鈴木は俺が残って書いているのを確認すると、5分もしないうちに黒のタイトスカートをぷりぷりさせながら教室を出て行った。何度あの尻を引っぱたいてやろうと思ったことか……。授業が終わり、俺以外の生徒は来週の合宿のために早々に帰宅していた。窓の外はいつの間にか真っ暗になっていた。
「はぁ!? まじすか……うっす。了解っす。あざした~」
完成したノート10冊を届けに職員室に向かうと、鈴木は数十分前に出て行ったと言われた。おそらく別校舎にある個人教員室にいるのだろうとも。俺は礼を言って早々に退出しようと思ったのだが、ついでに鈴木への言伝を頼まれた。
「ったく、めんどくせぇなぁ……」
外に繋がる渡り廊下を渡り、俺は第二校舎に入った。第二校舎は元々本校舎として使われていたのだが、老朽化が進み、新しい校舎が出来てからは(主に生徒からは)使わなくなった。たまに入る機会があるとすれば、教科教員室にいる先生宛てに伝言を頼まれた時だろう。つまり今だ。
「あ……っ! ……ん、だめ、だめだってば……♡」
「……!」
甘い声が聞こえてきたのは、教員室のドアにノックをする寸前のことだった。俺は周りを見渡し、静かにノートを廊下に置いてから壁に耳を押し当てた。
「もぉ、ダメって言ったのに……ばか♡ んっ……!」
布がこすれ合う音、キスの音、そして……特徴的なこの声。間違いなく鈴木だった。
心臓がバクバクしていた。震える指でスマホを取り出し、カメラを消音モードで起動させる。この一大エロスクープを撮り逃す訳にはいかない。どこかに撮影できるような隙間がないかくまなく探していたが、すぐに良い場所を見つけた。老朽化した校舎は引き戸の枠すら歪んでいるらしい。一見閉められたドアの下の方には数センチほどの隙間があった。俺這いつくばってスマホをセットすると、限界ギリギリまでカメラを拡大させた。
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