全員最低!不倫女教師にクラス全員でHな制裁を仕掛ける! (Page 4)

 合宿一日目。教員と生徒の集団で各地に勉強に行くことになっていた。某博物館に到着したところで、俺たちは一般客の迷惑にならないよう、グループで個別行動する流れになっていた――とは建前だ。どんな理由があれ、俺たちを野放しにしたら行くところは一つだけ。

「博物館の土産屋、つまんねぇと思ってたけどさ~。案外面白いモンあるな」

「おい、見ろよ長嶋!木刀売ってるぜ!?俺買ってくるわ」

「おう。いってら~……ぐえっ!」

 ウキウキとレジに向かう秋元のアホウを微笑ましく眺めていると、頭頂部に乾いた痛みが走った。振り返ると、クリップボードを片手に持った鈴木が眉を釣り上げながら言った。

「長嶋君。ここは博物館なのよ。静かにしなさい」

「先生の方がうるせーし。ったくよ……」

「ちゃんと勉強したの? 帰ったらレポート50枚書くんだからね」

「はぁ!? 50枚!?そんなん無理っすよォ」

「無理じゃなくてやるのよ。別にいいのよ。出来なくても。完成するまで放課後居残りにさせるから」

「ま~た居残りかよォ。鈴木センセーはいいよなぁ。教員室でお楽しみタイムだもんなァ」

 俺はわざとらしくため息をつき、チラと鈴木を見やった。鈴木は口元を手で押さえ、人を殺しそうな目つきで俺を睨みつけていた。

「……あんた、それ……どこでッ!」

「金曜日。放課後。主任……バレてないと思ってたんですかァ? 俺にノート10冊も書き取りさせておいて。いい身分だよなぁ」

「この……クソガキッ! 黙れッ!黙りなさいッ!」

「先生。ここ博物館なんで。静かにしてください」

 鈴木は顔を真っ赤にして、今にも殴り掛かりそうだった。しかし、奴は振り上げたクリップボードを静かに下ろし、歯を食いしばって黙った。鈴木の耳元で「今日の夜12時。俺らの部屋に」と囁き、俺は笑いながらその場を離れた。

 

 俺の学校は金がない。正確に言うと、生徒に出す金がない。よって、俺たちは安旅館の大部屋に放り込まれ、雑魚寝することになっていた。見回りの先生を適当にあしらい、完全に出て行ったのを見計らって準備を整える。

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