ゲリラ豪雨の海で (Page 3)

「…先週はしてくれたじゃん」

「あれは…申し訳なかったと」

「いいよそんなの…この前気持ち良くなかった?」

智則はどこかで再びこうなることを予感していたし、期待していたのかもしれなかった。
それくらい、1週間前の情事は智則で刺激的で忘れられないものだった。

「…私はすっごい良かった…だからまたしたいの」

渚は智則の耳元に唇を寄せてそう言うと、智則の首筋をペロリと舐め上げた。

「…ここでは」

若くて可愛い女の子とセックスするのは、自分のような中年男性にとっては願ってもないことだ。渚のような積極的な女の子となら尚更だ。
拒絶したい訳ではない。しかしこんなところで始めるわけにはさすがにいかないと智則は思った。

「誰もいないよ?」

智則の首筋に、跡がつかない程度にちゅっちゅっと吸いつきながら、甘ったるい声で渚が誘う。
智則のペニスはしっかり硬度を増していて、それはぎゅっと抱きついている渚にも気づかれてしまっているだろう。

確かに雨のせいでこのビーチには人がいなくなった。
しかし海の家の店内は海の方の外からほとんど丸見えだ。
こんなところでセックスするのは道義的に考えてNGだという気持ちと、だからこそ興奮するだろうという期待がぐちゃぐちゃに混ざって智則の思考力を奪う。

一度弱くなったように思えた雨がまた激しくなったのか、いやに雨音が耳に障った。

渚の手がデニムの上から智則のペニスを上下に撫でた。
ぴくっと腰が反応してしまう。

「ここは、したいって言ってるよ?」

上目遣いにじっと見つめられて、智則の理性は崩れた。

小柄な渚の顎を持ち上げて、吸い込まれるように智則はキスをした。
ちゅっちゅっと音を立てて唇を数回合わせた後、誘い込むように薄く開いた渚の唇に舌を割り入れる。
渚はそれを受け入れて舌を絡めて応じる。

「っ…ふぅ、ん…」

甘い吐息を漏らしながら、渚は自分からどんどんキスを激しく深めていく。
智則はキスをしながら、渚の三角ビキニを外側に剥がすようにずらしてその乳房を露出させた。
そして下からたぷたぷと持ち上げるように揉み上げた。

「ぁっ…んんっ…ん、ふぁ…んん」

口付けを続けながら、渚は乳房への刺激に反応して苦しそうに喘ぐ。
渚の小麦色に焼けた肌は太陽の光の下で見ればいかにも健康美だが、雨のために薄暗くなった海の家の店内では妙に淫靡に見える。

「ん…っ、ふ…はぁ、んんっ」

ビキニを剥がして日焼け跡がくっきり付いた乳房の、その白と黒の境目を指でつつつ、となぞると渚はぴくぴくと肩を震わせた。

「あぁんっ」

思わず唇を離すと、背中をこわばらせて渚は快感に浸った。
智則は指で乳房をなぞりながらゆっくり乳輪の周りを撫で、少し屈んで渚の乳首にじゅっと吸い付いた。

「んんっ、はぁん…オーナー、それ、やば…んぁぁっ」

渚は恍惚とした表情で首を反らせ、天を仰ぐ。
乳首は既に硬く勃起しており、智則が舌でレロレロと舐り回すとその度に渚は跳ねるようにびくんと反応した。

「あぁ、だめ、やばい…んんっ、あぁん…あぁもぅ…」

堪えきれないというように、渚はぐっと身体を離した。そして智則の足元に膝立ちになると、デニムのベルトを忙しなく外す。

「っ、おい」

「今度は私の番でしょ?」

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