秘密の夜の散歩 (Page 4)
「このまま続けよう」
「えっ?」
「大丈夫、愛莉ちゃんは俺の体でほとんど見えないから」
「でも……あっ」
賢治はここぞとばかりに抜き差しを開始した。
「あんっ駄目ぇっ」
愛莉がギュッと賢治にしがみつく。
「はあんっあんっあんっ」
反応が良かった所をこすると切ない声が上がる。中がぬめりを増し、怒張にからみついてくる。
カップルが気づいて足を止め、何かを話している。
「あ、気づかれたみたいだ。こっち見てる」
「やあんっ嘘っ駄目っ駄目っ」
中がキュウウッと締まる。締め付けられて、賢治はスピードを速めた。
「あうっやっイクっああっ見られ、て、ああっ」
「ああ、俺も……!」
中で熱い物を出され、愛莉が悲鳴に近い声を上げる。
「あああっ……くうっ……」
放出した後もゆるゆると動かして感触を楽しむ。
カップルはいつの間にかいなくなっていた。
「生で中出しは、いけないと思います」
並んで歩きながら愛莉が唇を尖らせて文句を言った。
「ごめん、気持ち良くて……もうしないよ」
賢治が謝ると、愛莉がワンピースの裾を持ち上げた。
内股を賢治の出した物が伝い流れる。
「この状態で歩くのもドキドキします。いけないことって、気持ちいいですね」
くるりと回って笑う愛莉に、賢治は肩をすくめた。
秘密の散歩はこれからも続きそうだった。
(了)
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