人妻玩具 (Page 11)
「うひぃっ」
咄嗟に淫具を外そうとする陽奈子の手を掴み、加々野は壁に体を押し付ける。さらに振動を強めると、陽奈子は四肢を突っ張り、小水を漏らしたかのように淫液を内腿に垂らして絶頂した。
「さあ、服を着るんだ」
絶頂の余韻と僅かながら振動している淫具に気を取られ、陽奈子がのろのろと衣服を身に着ける。
頬を上気させ、息を荒げた陽奈子を伴い、加々野は店を出た。
それから陽奈子のマンションへの道を並んで歩く。すでに歩き慣れた感すらある道程だ。その途中でふと加々野は足を止める。
「コンビニに寄るか」
「え、そんな。せめて止めてください」
「何を?」
「私の、中に、は、入っているものです」
言葉にして意識したせいか、陽奈子はさらに息を荒げて宥めるように自らの下腹部の辺りを押さえた。その手に重ねる形で加々野は、彼女の手を握る。それからゆっくりと子宮を腹の外からなぞるように動かす。
「我慢するなよ。人通りはないんだ。イっていいぞ」
「はぁ、やあ、やめてぇ」
加々野は振動を強めることをしなかった。ただ言葉で陽奈子を責め、羞恥によって軽く達させてしまう。
快感に打ち震える陽奈子の肩を抱き、加々野はコンビニへの近道である公園を突っ切った。公園を抜けた先にはそれなりに交通量がある通りに出る。ヘッドライトを煌めかせて慌ただしく行き交う車を横目に、二人はコンビニへ入店した。
コンビニのレジには暇そうな顔をしたバイトがいるだけで、他に客の姿はない。
「コンドームを買っていくか。ないと困るだろ」
言いながら加々野はブラウスの上から陽奈子の胸を刺激する。店内の明るい照明の下では安物のブラウスが微かに透け、勃起した乳首が浮かび上がっていた。
「はい」
羞恥に悶えながら陽奈子は返事をする。自分の胸と卑猥な下着が透けていることに気付く余裕はないようだ。
「買ってきてくれ」
意地悪く笑い、加々野は金とコンドームを陽奈子に渡して見送る。返事をする余裕もない彼女は、ひょこひょこと内股でレジ前に立った。無言で品物と紙幣をカウンターに置き、俯く。
一方の店員はちらちらと陽奈子の胸を見ている。
喉の奥で笑い、加々野はリモコンを操作してアナルローターとバイブの振動を最大にした。
「んんぅぅぅん」
お釣りを受け取るタイミングだったので、陽奈子の手から小銭が散らばり、床に落ちる。唇を噛んで彼女は小銭を拾い、コンドームを持って店の外へと歩いてく。その背中を追い、彼もコンビニを出た。
陽奈子は出入り口の脇でしゃがみ込んでいる。
振動を最大に保ったまま、加々野は彼女に近づいた。それに気づいた陽奈子が潤んだ瞳で彼を見上げる。
「許して……」
懇願する声は細かく震えていた。
怒りではなく、快感に。
「まだ無理だな」
加々野は答え、腕を掴んで彼女を立ち上がらせると、コンビニに来た道を逆に辿って公園に舞い戻る。そして、陽奈子を男性トイレの個室へと連れ込んだ。
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