人妻玩具 (Page 10)

「早くしろ」

 加々野が急かすと、元々身に着けていた地味な下着を取り払い、卑猥なデザインのものを改めて着る。
 じっと加々野が眺めていると、ぷっくりと彼女の乳首が勃起し始めた。卑猥な下着の着用を強制されて、陽奈子は興奮している。
 
 彼女は仕事の覚えは悪いが、こと性感に関しては非常に覚えが良い。二、三日で潮まで吹くようになったし、全身の性感帯はかなり開花している。
 
「見られて興奮してるのか?」
「ち、違います」

 尻すぼみに陽奈子の声は小さくなった。自分でも興奮していることを自覚している。だが、それでも一片の理性が否定させるのだろう。
 
「さっき店で遊んでやった時も、客が来たらって想像してんだろ?」
「それは、怖くて」
「怖い?」

 さっと加々野は陽奈子に近づき、陰唇の間に指を差し込む。
 
「じゃあ、これはなんだ? 濡らしてるじゃないか?」

 彼の言葉に嘘はない。
 陽奈子の淫肉はすっかり熱くなって、愛液を滴らせている。さらに陰核を指の腹でこねてやると、陽奈子は淫声を押し殺して加々野の肩に寄りかかった。愛撫の甘い痺れに体を固くして、絶頂に達しないようにギリギリの所で堪えている。
 
「まあいい」

 絶頂の一歩、いや半歩手前で加々野は愛撫する手を止めた。
 
「あ」

 一瞬だけ物欲しそうな眼を陽奈子がしたが無視して彼は体を離す。
 愛液で濡れた指先を拭い、加々野は鞄から玩具を二つ取り出した。一つは幾つもの球を連結させた代物だ。もう一方はひらがなのしの字型で緩やかなカーブを描いていた。
 
「こういう玩具で遊ぶのは、初めてか?」
「遊ぶ?」
「遊び方は簡単だ」

 加々野は球を連結したものを陽奈子の股間に宛がった。挿入はせずに陰唇に挟ませるようにしてゆっくりと前後させる。連なった球の凹凸が陰核を断続的に刺激し、堪らず陽奈子は腰を砕く。
 
「しっかり立ってろ」

 足を震わせている陽奈子を叱咤し、さらに足を開かせる。さらに数回玩具を前後させ、たっぷりと蜜を絡ませたところで、彼はそれを彼女の肛門へと挿入した。
 
「ひぃっ」

 逃げる陽奈子の腰を抱き、強引に肛虐を加える。球が一つ、また一つと排泄孔へと入り込んで行く度、陽奈子は尻をぶるぶると震わせ未知の感覚に堪えた。球の部分が殆ど菊門に挿入され、末端についている輪の部分だけが顔を覗かせている。
 
「やっぱりあんたは尻もいける口だったな」
「あぉ……、ぬ、抜いてくださいぃ」

 尻穴を淫具に犯される感触に慄き、懇願するが加々野には届かない。無視して彼はもう一方の淫具を今度は膣穴へと近づけた。そして、しの字型の撥ねに当たる短辺部分を挿入する。すると体外に残された部分は、ぴったりと陽奈子の陰部の形に添っていた。
 
「さっきイけなくて、疼いて堪らないだろ。イかせてやるよ」

 手のひらに収まるサイズのリモコンを操作し、加々野は陽奈子の体内に埋没した二つの淫具を起動する。リモコンからの信号によって、彼女の体内に埋め込まれた淫具が強烈に振動した。
 

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