いいなりソープ嬢 (Page 4)

「あぅう…!」

「うわ、すご…イきっぱなしでビクビクしてる…」

「あっ、や、やらぁっ…それ、やめっ…ひぐぅっ!」

「おー、締まるー」

「あぁぁ…も、イかせないでぇ…うぅ…」

「はいはーい、藤澤めぐみちゃーん、こっち向いてー」

「…!」

その声に上を見上げると、チカチカとライトが点滅するスマホがありました。

「いやっ…!」

「いいじゃん、ハメ撮りくらい。他の客にもさせてるくせに」

「してないぃ…ぁ、あっ、イヤぁぁあ…!」

今までで一番大きな波が押し寄せ、私は潮を吹きながらみっともなくイかされてしまいました。

「…ぁ…あ…」

浦塚君は力の入らない私の片足を持ち上げ、繋がっている部分にスマホを近づけて何枚も写真を撮りました。

「んっ…」

ごぷっ、と下品な音を立ててペニスが抜かれました。

「ねえ、疲れたからちょっとくらい動いて」

ベッドに仰向けになった浦塚君が不機嫌そうにそう言いました。

「…は、はい…!…ぁ、ふぅっ…」

私はスパンキングの痛みを思い出して怖くなり、のろのろと大きな体に跨って、自分からペニスをくわえこみました。

一生懸命に腰を振りますが、先程よりも深い部分が刺激されて、上手く動くことができません。

分厚い手がぺちぺちとお尻を軽く叩きました。

「はぁっ…ごめ、なさ…気持ち良くて…あっ…はぅ…」

首にしがみつきながらそう言うと、意外にも浦塚君は怒りませんでした。

「めぐみはさぁ、彼氏いるの?」

「はぁっ…今、は…いないけど…」

「じゃあ、俺と付き合ってよ。いいでしょ?」

生理的に受け付けない見た目と中身。

彼氏がいないからといって、付き合いたいわけがありません。

ですが、写真と動画を取られてしまった私に、他の選択肢はありませんでした。

「分かりました…ふ、…っ…んんっ…!」

いきなりの深いキス。

気持ち悪い、と思いながらも、大人しく口を開けてそれを受け入れました。

浦塚君は私のお尻を掴んで引き寄せ、擦り付けるように腰を動かします。

「んっ…ちゅ…ん、ふっ…んー…ぷはっ…」

「俺の彼女になったんだから、ここは今日で辞めるんだぞ」

「はぃ…ちゅ、ちゅっ…あっ…だ、め…またイくっ…!」

ぎゅう、と中が締まった瞬間、奥にどくどくと熱いものが注がれるのを感じました。

 

それから私は、思ったより早く目標の留学費用が溜まったからと嘘を言って、ソープでのアルバイトを辞めました。

散々撮られた恥ずかしい画像。

「恋人になったんだから」と奪われてしまった合鍵。

これから一体、どうなってしまうのだろう。

絶望的な気持ちとは裏腹に、私の体の芯はいつまでも火照っていました。

(了)

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