イかせ合い ~勝者の言う事は絶対~

・作

雄太(ゆうた)と瑠奈(るな)は互いの望みを一つかけて勝負することになった。それは「イかせ合い」どちらが早くイったかで決着をつけると言う単純明快なルール。お互い一歩も譲らず、毎回ほぼ同時でイってしまう二人だったがー…。

「あぁん」

甘い喘ぎ声とともに、体が跳ねる。
その体を押さえ付けるように雄太(ゆうた)は瑠奈(るな)の尻を掴んだ。

「ほら、いいんだろ?イって啼けよ」

いつもよりも強い口調で責めれば瑠奈は雄太の体の上でフルフルと体を動かし、頭も横に振る。

「やだぁ、まだイかなぁい」

甘ったるい声で言いながらもジュポと卑猥な音がして、雄太の唇からも息がゆっくりと吐き出された。

「雄太だってぇいいんでしょぉ」

ジュポジュポとわざと音を立てているのは、相手の聴覚に訴えるためだ。

「っく、」

耐える声に、瑠奈が後ろを振り向く。
その目はニヤニヤとしたものだった。

勝った方がなんでも一つ言うことを聞く。

単純明快なルールに互いに了承し、今の状態となった。
いわゆる、シックスナイン。
互いの股間に顔を埋め、性器を責め立ててもうどのくらい時間が経っただろうか。

「ほら、早くイけよ」
「やぁだ、雄太こそイきなさいよぉ」

ビクビク、と互いの性器は限界を訴えるも、まだギリギリイってはいない。

「雄太のおちんちん、可哀想にビクビクしてる……早くビュッビュさせてあげたら?」

そう言って、べろり、と舌で上下に舐めてくる瑠奈に雄太の体はブルブルと揺らせながらも耐えていた。

「そういう瑠奈のマンコもだらだらやらしい汁垂らしてるぞ」

ビクビクとする体のまま瑠奈の膣穴に舌を挿しこめば振動が伝わる。

「ほら……イきたいだろ?」

舌を抜き、ふ、と息を吹きかければ雄太のペニスを咥えている瑠奈の唇が震えているのがわかる。
互いに先程から体を震えさせ、相手をイかそうと必死に手を尽くしていた。

「もう、これイったのと同じだろ」

瑠奈の膣穴からはトロトロと愛液が零れ、雄太の顔を濡らす。

「まだイってなぁい」

ん、ん、と必死にかみ殺す喘ぎ声があともう少しだと知らせている。

「雄太イってよぉ」

泣きそうな声で、ペニスを含み睾丸を揉む瑠奈に負けじと雄太も瑠奈の尻をしっかりと掴みクリトリスを刺激してやる。

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