間男の後に

・作

いつものように夜勤明けで帰ったところで俺は家から出る男を見た。見たことのない顔の男。家にいるのは瑞希(みずき)だけだ。他に誰もいない家でやることなんて一つしかない。浮気だ。だが、こんな光景を見ても気持ちが凪いているのには理由があった。何故なら、これが初めてではなく何度も繰り返されているからだった――…。

夜勤明け、疲れた体を引き摺るように家の近くに来たところで目に入るのは、見知らぬ男。
誰だ、と一瞬目を凝らすも記憶にない。

ああ、またか。
知らぬ振りをして横切る。
男は俺のことなんて知らないだろう。

このまま自分が出た家に入る俺の姿も見ることなく交差点を曲がるだろう。

どうしようもないな。
胸の内でそう呟き、少しだけ時間を置いた後に門をくぐった。
扉を開き帰ったことを告げればバタバタと音が聞こえた。

「お帰りなさい」

笑いながらで迎えた相手の格好はと言えば、体型に合ってないような大きなシャツ。
そこからすらりと伸びる足はまるで何も穿いていないようにも見えた。

「ご飯作ってたけど、食べる?」
「いや、要らない。眠いから寝るわ」

そう返す俺にわかったというように頷く。
パタパタと走る姿は矢張り何も穿いていないように見えた。

「それ、下穿いてんの?」

くい、と顎をしゃくってみせればへらへらと笑いながらシャツの裾を持ち上げた。
何も穿いてない、なんてことはなく短パンが見える。

「何、期待してた?」
「まさか」

は、と息を吐き出すように笑い首を左右に動かせばゴキゴキと嫌な音がした。

「凝ってるの? 肩揉もうか?」

一気に距離を詰めてきて俺の肩に手をかけてきた。
さっきまで何を揉んでたんだが、と嫌なことが過ったがもう一度左右に振り断った。

「俺にかまってばかりいると仕事に間に合わないんじゃないか?」

今日は仕事だったはずだが、先程の男と朝までヤってたとしたなら、体力あると思った。
もう、俺にはそんな体力はない。

「今日は休みなの」
「あ、そう」

珍しいこともあるものだ。
まさか同じ日に休みなんて、どのくらい振りだっけと思い出そうとするも無理だった。
「久し振りに一緒に休みだね!」

嬉しそうに俺に擦り寄せてくる体を押しのけてやるも引かず、むしろグイグイと胸を押し付けてきた。

「なんだよ」
「……久し振りだから、シたいなぁって……」

上目遣いで俺を見つめる顔に盛大にため息を吐いた。

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