ケジメはつけた (Page 2)

ミユキと野外で一戦を終えてコテージで氷を大量に入れた炭酸水を飲んでいると、邦夫のスマホが音を立てた。
着信番号を見ると、どうやら会社かららしく、電話にでると社長の声がしたのには、邦夫も少しは驚いたのだった。

「ちょっとマズイ事になってな」

と、小声で話しかけてきた社長の話しを要約すると、こうだ。

“今日・明日と神奈川県内の某ビーチでイベントが行われていて、邦夫の所属する会社(担当は制作3課)は「賑やかし」として、お笑い芸人2組とベンチャーズのコピーバンドを仕込み・仕切る部所を担当。
企業のビッグ・スポンサーはつかないが、緊急事態宣言が解除されたのに観光事業が思わしくない地元商店や企業、自治体が中心となって、ビーチ全体を盛り上げようという催しらしい。
問題が起きたのは、地元グッズやオリジナルTシャツを売るブースで。グラドルを3人仕込んで、(撮影可で)売り子をやらせていたスペース内。邦夫の率いる4課からヘルプで行った “若いの” が、何かをやらかした”という事だ。

1次受けの代理店やグラドルの事務所は、かなり怒っているらしい。3課の沢登課長はヒステリックに叫ぶだけで、説明に要領は得ないし、3課員も「あたふた」するだけで収拾がつかないらしい。

「でさ、相川ちゃんが出張(でば)ってさ、何とか事を収めて欲しいわけよ。オレも行きたいんだけど、別件で動けないから」。

社長はコロナ明けの行政絡みのイベントにどうしても喰い込みたいらしく、“海辺のオネェちゃんのトラブル”には、構っていられないというのが本音だった。
受注が無に等しい現状を打破するために、偉い人も必死なわけだ。その代わり、不況で呻いているのは邦夫の会社だけではないので、受注する規模にもよるが「並大抵ではない」事は容易に想像できたのである。

「いいですよ、今、偶然にも丹沢にいますので今日中には目処をつけときますよ」

「さすが! 助かるよ、相川ちゃん」。

こうして、「一緒に行く!」と駄々をこねるミユキを半ば強引に小田原駅で放り出して、邦夫はトラブルの渦中にある〇浜ビーチにステアリングを向けたのだった。

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