禁欲の果て (Page 7)
「んぁ、ああああっ…だめ、ああ今、だめっ…いぃぃっくぅ…っ」
不意に与えられた2つの刺激により、決壊寸前だった凛花の快感はあっさり爆発して強烈な絶頂となった。
「あああっ、すごぃ、あぁぁぁぁっ…いぃ、イッて…はぁっ、はぁっ、だめ、だめ、んぅぅぅ」
ぐっと身体を硬直させて、目の前がチカチカするような絶頂感を膣で受け止めた凛花を、武はさらに2、3度下から突き上げて自分も思い切り射精した。
「んぁぁぁっ…ああっ、いぃぃぃ…っ」
全身の力がぐったりと抜けて、凛花は上体を武の身体に重ねるようにして倒れ込んだ。
武が両腕を回した凛花の腰はまだぴくぴくと震えていて、膣奥が強烈な快楽を受け止めて悦んでいるのが伝わってくるようだった。
「なんか食べる?」
武に覆い被さった体勢のまま、凛花はぼそっとつぶやいた。
自分が空腹を感じていたわけではないが、武が食事をとらずに待っていた可能性もなくはない。
「いらない…それよりさ」
言うが早いか、武は抱えた凛花の身体をくるりと今度はベッドに仰向けに寝せた。
「え?」
「まだまだおさまんないよ…」
武は凛花の唇にキスを落とし、唇を首筋から鎖骨へと移動させながら凛花にキスを並べた。
「今度はじっくり攻めるから覚悟してね」
「もぉ…ちょ、あ、ぁあんっ」
こうして延々と攻守交代しながら、2人の熱い週末が始まっていくのだった。
(了)
遠恋。
まるさん作、推し。
遠恋あるある。
悩めるケミん さん 2022年9月3日