素子ちゃんは皆のアイドル (Page 3)
最初という言葉に色めきだつ男達。
しかし、それを制して薬屋の若旦那が眼鏡をずずいと押し上げながら、前に出た。
「その質問は無粋じゃないか? ここまで段取りをくみ上げ、皆をまとめたのは君じゃないか。だから、最初は君だと決めたはずだが?」
「本当に良いのか?」
「かまわない。それに、最初に素子さんと話を交わすということはそれだけ怨まれる危険性もある。それでも君はやるのだろう?」
若旦那の言葉通りだった。
素子ちゃんをこの後起こし、無理矢理レイプする。
そうしたとき、最初の憎しみの対象となるのは間違いなく俺だ。
でも、
「ああ、それでもいい。それだけする価値がある」
「初めてじゃないかも知れないぞ」
「それでもだ……」
「じゃあ、起こしたまえ。……皆、構わないな」
そう言って若旦那は、男達の方を振り返る。
ぼそぼそと、ああという同意の声が湧き上がる。
そんな時だった。
「ん……むグッ!?」
素子ちゃんが目を覚まして起き上がろうとする。
だが、後ろ手に手錠をされていてすぐには起き上がれない。
しかも、ふわふわとしたベッドに体をとられてもごもごと体を揺するだけだった。
「あっ、起きたみたいだね。おねぼうさんっ」
「んんぅっ? むー、むむむー」
いきなり見知らぬ場所に拘束されており、目の前に知った顔が立っているのだ。
当然、素子ちゃんは文句を言いたかったのだろう。
もちろん、そう来ると分かっていたから、わざわざ口を塞いだわけだが。
「素子ちゃんが文句を言いたくなるのも分かるよ。でもね、ちょっと黙ろうか?」
「んっ!?」
「素子ちゃんのかわいい顔に傷つけたくはないんだよ。でもね……」
俺は素子ちゃんの顔に抜き身のナイフを突きつけた。
傷つけるつもりはまったくないが、反抗したら許さないというポーズだけは取る。
もちろん、実際に傷つけた日には後ろにいる男達から殺されるのは間違いない。
これでおとなしくなってくれたらありがたいが……。
「……むんっ」
目の色に明らかなおびえの色が浮かんだ。
どうやら効果は絶大だったらしい。
俺は内心安堵しながら、素子ちゃんを落ち着かせるように声を掛けた。
「そんなに怖がらなくていいよ。だって、君は俺たちのアイドルなんだからさ」
そう言うと俺は素子ちゃんのブラウスとシャツを剥ぎ取り、デニムスカートを下ろした。
想像通りかわいらしい下着が最後の砦として残る。
俺は敢えてそれを残したまま、彼女に手を伸ばした。
小ぶりだが形の良いおっぱいの弾力が心地よい。
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