素子ちゃんは皆のアイドル (Page 5)
「むっむーんっ、むむむんっむむんん! んむ?」
だけど、俺は素子ちゃんをずっと見てきたんだ。
こんな場面でこういうことをしてくるぐらい、予想済みだった。
何事もなかったようにすっと立ち上がる。
ただそれでも膝を受け止めた手の甲はかなり痛かった。
「満足したかな? じゃあ、そろそろ本気を出させてもらうよ」
俺は素子ちゃんの足を再び広げ、今度はがっちりと動かないように押さえつけると、昂った分身をまだあまり濡れていない裂け目に押し当てた。
一気に貫こうと思って、ふと目の前の素子ちゃんの顔を見て、あることに気づいた。
「ああ、このまんまじゃかわいい顔が台無しだな」
この後どうなるかは分かっていたが、ガムテープを取ってやることにした。
優しく外したつもりだったが、ぴったりとくっついていたのでやはり痛みはあったらしい。
もちろん、口が自由になれば素子ちゃんはありとあらゆる罵声を俺に投げつけてくるのだった。
下の口ごと塞いでやろうとも思ったが、ひとまずは好きにさせておいた。
「……ああもうっ! ……ううっ、で、あんた、何考えてるのさ……」
一通り罵詈雑言を述べ立てて、息が切れたのだろう、素子ちゃんは肩で息をしながら俺を睨みつける。
そこでようやく俺は口を挟んだ。
「ん? 素子ちゃんを俺たちだけのアイドルにしようとしてるのさ」
「はぁ? 何言ってるの?」
呆れたような顔の素子ちゃんにさらに言葉を重ねる。
「これから、君が堕ちるまで、俺たち商店街の若い連中で犯しまくらせてもらう」
「はっ? 本気……なの?」
呆気にとられるといった表情だった。
俺たちは一様にうなずくと、素子ちゃんにはっきりと宣言した。
「まずは俺から行かせてもらう。次は誰かな? 八百屋か、魚屋か、それはわからんが、……素子ちゃん、ごめんな」
「何が『ごめんな』よ。いやよ、私の初めては馬場さんにあげるって決めてるんだから」
「『馬場さん』ね。やっぱり……そうか。でも、残念だったね」
「やめてやめてやめてやめて――、いやいやいやいやいやいやいやいや――!」
素子ちゃんの懇願を無視するように俺は彼女の可憐な花びらへと、肉の棒を押し込んでいく。
ほとんど潤っていない狭隘な洞穴は、俺の侵入を拒むのだが、そんなことお構いなしにずんずん突き進んでいく。
ブチブチと肉の引きちぎれる音がして、俺の下腹部にぬるりとした液体が掛かる。
それは素子ちゃんの処女喪失の証に他ならなかった。
「――っ! いたいっいたいっ、ぐががっ! いぎぃっ――っ! んあぁあぃっ――っ!」
もはや声にならない叫びをあげる素子ちゃん。
かわいそうと思う一方で、俺の頭の中ではそれすらも快感に変わっていた。
そして何よりも、彼女の最初の男である喜びで満たされていた。
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