レイプ集団お仕置き作戦 / オンナ絡みの揉め事解決屋3 (Page 7)
その同時刻。
マフラーを顔面に巻いた俊一の臨時アシスタントの里美は、「すいません、部屋ありますか?」とカウンターに迫っていた。
その横には、特殊焼き付けをした大ぶりなサングラスをした俊一がいた。グラスの色はシューティング・イエローだ。
「ちょっと待ってくださいよ。2名様ですか?」
とキーを叩く店員の横からカウンターを飛び越えて、疾風のように従業員控室兼保安室に飛び込んでいった。そこですかさず、防犯カメラのシステムを用意していた折り畳みの警棒で叩き壊して「な、なんですか?」とたじろぐ店員を右正拳で吹っ飛ばしたのだった。
この店には、専任のガードマンを置いていないのは調べ済みだ。
この里美は元企画モノのセクシー女優で、俊一がAV監督をしていた頃からの知り合いだった。辞めてからは俊一を頼って探偵社に入社して、今は5歳の息子を育てる主婦だ。もともとが、スポーツジムのインストラクターだったので「自分の体は誰も守ってはくれないよ」という俊一のアドバイスを聞いて、実戦空手を修得している。ちなみに、俊一とは別流派だ。
そうした過去と運動能力の良さと度胸をかって、俊一はたまに助手として雇っているのだった。その里美は、防犯カメラを使いものにしなくしてから、俊一を追って3階へ昇った。
「警察へ連絡したら、社長の息子が困るだけだぞ!」と、ひと言を置いていくのも忘れてはいない。
先に階段で3階に着いた俊一は、見張りの2人に対して、
「時間がないから、手短に終わらせてやるよ」
と言いながら、左から右へ蹴りを薙ぎ払う要領でまずは1発ずつお見舞いした。二段蹴りを水平に打ち込んだ形だ。それから、各々が構える間もなく急所を正拳で打っていき、意識を飛ばしたのである。
この時の里美は、BOX内の純也を後ろ回し蹴りで倒して免許証を回収。合わせて、サクラ嬢を結束バンドで固定して自由を奪っていた。
この里美に向かい、俊一は
「廊下に伸びてるヤツの身分証を奪っておいて! オレは中の2人を片付けてくるから」。
そう言って婦人用トイレに飛び込むと、右の死角からいきなり空気が「ぴゅう~」と音を鳴らしてきた。
そこには、ジャングルナイフを構えたヤリサ―幹部のひとりが身構えていた。最初にJDを頂く権利を持っていたところをみると、幹部の中でも“上の方”なのだろう。
ただし、国の内外でもっと危ない修羅場をくぐってきた俊一は慌てなかった。
「そんなモン出されたんじゃ、手加減できないぞ」
と言いながら、両手にオープンフィンガー・グローブをはめて拳を保護、あわせて薄い革のハーフコートを脱いだ。別に脱がなくても良かったのだが、内ポケットに忍ばせておいたスプレー缶(極小)を密かに隠し出すための行為だったのである。
もともとは、防犯カメラに吹き付けるためのモノだったが、里美が上手くやってくれたので、今回は必要ナシと思っていたのだが…。
「このヤロ~」と叫びながら、再びナイフを横に払ってきたヤリサ―幹部1をかわしながら、俊一は黒色の水性スプレーを吹きかけた。幹部1は顔を覆いながら蹲った。「見えねぇ、何も見えねぇ」と呻いている。
そうしておいて、掃除用のモップの柄で俊一の背中を突こうとしていた幹部2の顔面・喉・鳩尾を一連の動作で蹴り抜いて意識を無くさせたのだった。
そうしながらスプレーを顔面に喰らって悶絶する幹部1に「じっくり素手で相手をしてあげたかったんだけど、お前が道具を出すし、時間はないしさ」と言葉をかけて、今度は腕をとって「ポキン」と折ったのだった。
トイレを出た俊一は「全員の身分証を頼む」と里美に声をかけて、BOX内で拘束されているサクラ嬢を肩に担いだ。
ciuzltydjm
Muchas gracias. ?Como puedo iniciar sesion?
sgorsnngal さん 2024年10月25日