教え子モデルとの甘々な性活 (Page 2)
翌朝、帰宅後バタバタと書斎を片付け、何とか人を迎え入れる体制は整った。
その上、必要はないと思ったが念入りに風呂に入っておく。
絶対そういうことにはならないとは思うが、念のためだ。
「確か、昼までには来ると言っていたが……」
一時を過ぎたのに、姿を現さないので、妙な緊張感だけが私の中に流れ続けていた。
そんなとき、携帯が鳴った。
塩入浅黄からだった。
「ごめん、教授、遅くて。……この家でいいの?」
「えっと――」
塩入浅黄の声と同時に、家のチャイムが鳴った。
「――ああ、そうだな。今開けるよ」
私は玄関に向かうと鍵を開けた。
「……ご無沙汰です」
「ああ、久しぶり。まあ、おあがりなさい」
「お邪魔します」
深々とお辞儀をして家に上がった塩入浅黄。
香水だろうか、ほのかに柑橘系のいい匂いがした。
「上着は好きにハンガーを使って」
「はい……」
私の言葉に頷いた塩入浅黄は、部屋に入ると羽織っていたベージュのボアジャケットを脱いだ。
下からは、シンプルな黒のタートルニット姿が現れる。
リブ編みのせいか、ボリュームたっぷりな胸元のシルエットが強調されていた。
しかも、膝上10センチくらいチェック柄のミニスカートを履いている。
チラチラ覗く太ももが正直目の毒だった。
「えっと、じゃあ座っていてよ」
気まずくなった私は、コーヒーを淹れるという言い訳と共に、台所へと逃げ込んでしまう。
わざわざハンドドリップで淹れながら、心を落ち着けようとする。
しかし、西元教授の昨晩の言葉が頭から離れない。
「……ふぅ」
知らず知らずのうちにため息を吐いてしまう。
煩悩よ去れと思いながら、お湯を注ぐのだが、どうしても浅黄の姿が頭から離れなかった。
結局、余計に悶々とするだけだった。
私はコーヒーカップを二つ持って、リビングに戻る。
「はい、どうぞ」
「ありがと。久しぶりの教授のコーヒーだね」
にこりと微笑みながらコーヒーに口をつける浅黄の顔は美しかった。
(そりゃあ、モデルにもなるよなあ……)
思わず見惚れながら、自分もコーヒーに口をつける。
苦みと共に半年くらい前の、塩入浅黄とのやりとりがよみがえってくる。
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