教え子モデルとの甘々な性活 (Page 3)
塩入浅黄は美しい女性だった。
彫りが深く整った顔立ち、透き通るような白磁の肌、極めつけは美しく染め上げられた金髪。
まるで美の化身のような彼女に惹かれないはずはなかった。
二年から私のゼミに所属しているのだが、半年もたたないうちにあっという間に距離を詰めてきた。
ゼミ室よりも、むしろ私の研究室の一角で自習をしている姿が多いほどだった。
もちろん、研究一筋とはいえ私も男だ、かわいい女学生に慕われて悪い気はしない。
しかし、彼女から私に向けられる視線は、明らかに教え手に対する敬愛を逸脱していた。
だから私は――塩入浅黄を拒絶した。
「塩入君、もう君はこの部屋には来ない方が良い」
「えっ? どういうこと」
「ここは純粋に学びのための部屋だ。そうではないものを入れるわけにはいかない」
「……アタシがそうでないって?」
「君自身がそれはよく分かっているんじゃないのか?」
「……っ、分かった。邪魔したね……」
ギリッと歯を噛みしめるようにして、塩入浅黄は私を睨んでいた。
だが、それ以上は何も言わずに研究室から立ち去る。
それでもドアを閉める瞬間、チラリと私を見ると、小さい声で「臆病者」と吐き捨てるのだった。
それ以来、塩入浅黄は私の研究室を訪れなくなった。
それどころか、ゼミすら顔を出さなくなっていた。
聞いたところによると、大学を休学してモデル活動を始めたらしい。
驚いたが、不思議と違和感はなかった。
むしろ当然とすら思っている自分がいた。
あの美貌を、かび臭い象牙の塔にこもる私なんかに捧げるべきではないのだ。
そう、思っていた――。
(えっ?)
コーヒーをテーブルに置いて、ソファに座った瞬間だった。
私は唇を塩入浅黄に奪われていた。
「はっ、はっ、はぁっ」
ピチャピチャと音を立てて、私の唇に舌を這わせているのは誰だ。
思わずそう問いかけてしまうほど、情熱的なペッティング。
豊かな胸を押しつけながら、塩入浅黄は私を求めてきた。
「きょうじゅ、きょうじゅぅ、……教授」
「塩入君……」
「あっ、ごめんなさい。本当は今日は教授に謝罪に来たのに……。顔を見たら、抑えが効かなくなっちゃった」
ひとしきり、私の咥内を蹂躙して満足したのか、口から涎を垂らしたまま塩入浅黄はそう言った。
それでも顔は上気しており、まだまだ発情が抑えきれないといった様子だった。
レビューを書く