【輪姦された時の快感が忘れられない】匿名希望(年齢記載なし) (Page 6)
気も狂いそうな“行為”の後のことですが、いつの間にか私は自分が上半身はシーツにくるまれ、下半身はカーテンで隔てられて見えないのに気付きました。ここからの視界は記憶にあって……痴漢にあった後で、私は親に言われて産婦人科に行ったことがあります。
そうです。婦人科の、あの独特な診察台の上に、私はいました。
医師らしき影がカーテン越しに見え、ブツブツ言う声も聞こえました――内容は聞き取れませんでしたが。
そしてしばらくして医師らしき影は消え、看護師の声が聞こえてきました。
「シーツで出来るだけ下半身を隠して、こちらの診察室に来てください」
という声が。
私は何とか言われた通りにし、診察室に行きました。
そこには無愛想な女医と、一人の女性の看護師がいました。私は女医の顔に見覚えがありました。似た顔を、見たことがある。しかし女医は面倒くさそうに、
『あなたはレイプされたから、いわゆるモーニングピルをあげる、お金は払わなくていい、こちらが面倒だから』
という内容をもっとそっけない口調で言って、シーツで体を覆っている私を診察室から追い払いました。
結局診察室のドアの向こうで、看護師からピルと水を渡され飲んだのですが、そこでようやく思い出しました。女医の顔が、リーダーと呼ばれていた男にそっくりだったことを。
しかし看護師も面倒は嫌だという感じで、私が元々着ていた衣服と荷物――通勤用バッグ、そして買い物用エコバッグ――を渡し、診察室の隣にある多目的用トイレで服を着たらシーツはそのまま置いて出て行くよう言うと、さっさとドアの向こうに戻っていきました。
今思えば、あの人達は彼らがああいうことをするたび、後始末をさせられていたのだと思います。お金を払えば、何かの記録には残るはずですから、それを恐れたのだろうとも。
あんなことの後、何とか私は家にたどり着きました。
驚いたことに、一晩だけしかたっていませんでした。服を着た後、腕時計がどこかにいっていたのでスマホで時間を確認したのですが、朝の8時を少し過ぎたぐらいでした。
会社には頭痛がひどいので一日休む、と電話しました。電話に出たのは新しい同僚だったのですが、私が『毎日苦労している姿を見てるから、いつか倒れるかもと思っていた』と心配そうに言われ、上司からも『今日は金曜だから休みが三日間ある、ゆっくり休んでおけ。ただし仕事はがっつり量を用意しておくから、月曜は覚悟して来るように』と皮肉交じりながらも温かい言葉でいたわってもらい、ああ、日常ってこんなに優しいんだ、と改めて涙が出ました。
そしていつもとは逆方向の電車やバスを乗り継いで、家に帰り、ひたすら体を洗いました。乾いた精液で肌がべとつき、ごわごわになっていました。何度肌をこすったことでしょう。これで落ちた、と思える頃には、髪も肌も洗いすぎでバサバサになっていました。
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