飼育されちゃう女子校生♡シスターになりたい健気で清楚な処女♡

「主はいつでも、私たちを見守ってくださいます」

祈りの言葉を口にしながら、皆さんと静かな日曜の礼拝を過ごします。

叔母様の教会を手伝うようになってから、私は自分の道を見つけつつありました。

叔母様と同じように、シスターとなって。

迷える心を持つ人々の支えになりたいのです。

主の導きと慈愛は、きっと……この悩みが多い世の中で。

多くの人を救ってくださるはずです……。

……礼拝の時間が終わり。

信者の皆さまがお帰りになったあとで。

私は叔母様からクッキーと紅茶をいただきます。

学校での出来事を、叔母様に伝えました。

友人関係の悩みとか……ついつい話してしまうんです。

私はどこかおっとりしているというか、どこか学校の友人たちとなじめないところもあったりします。

会話のペースが合わないのかもしれません。

穏やかなことを好むという性格は、あまり現代的ではないのかも。

……多くの人から相談を受ける叔母様は、やっぱり聞き上手なので。

今日も色々なことをお話ししてしまいました。

ついつい長話で、愚痴っぽくなってしまうんですが。

叔母様はやさしい顔で聞いて下さるので……。

……そのお返しというわけでもありませんが。

教会のお掃除を手伝いました。

……今の私にとって、教会で過ごすこの時間は最良のものです。

……まだ。

叔母様にはシスターになりたいということは伝えていません。

何だか反対されるのではないかという不安もあって。

……ああ。

主よ。

意気地のない友梨佳のことを、お許しください。

信仰への想いを言動として表現することが叶わない私に……。

どうか、お力を―――。

……。

……。

……けっきょく。今日も進路のことを相談できないまま。

私は帰宅の途についていました……。

「はあ。なんて、意志が弱いんだろう。こんなことだから、学校でもみんなになじめなかったり……叔母様にも、伝えられなかったり……はあ、ほんと、ダメだ……」

冬の寒い帰り道。

私はお気に入りのコートのフードをかぶり直して。

耳を冷やす風から自分を守りながら。

小雪が舞い散る灰色の空を見上げていました。

―――私の生活が、暗転してしまったのは。

そんな瞬間だったんです。

感じたのは、驚きと、戸惑い。

背後からあくまでもやさしく、そして力強く。

私を何かが抱きしめてしまうような感覚だったんです……っ。