育ての親と (Page 4)

「……見せてよ、これ」

 思い通りに進んだというのに、不思議と俺は苛立ちを覚えていた。
 ずっと掴んでいた白い布の上から人指し指でつつく。

「み、見せるって……?」

「自分で服脱いで、ってこと」

 命令されればなんでもするのか、と思った。
 もしそうだとしたら。どこまで恥ずかしい命令まで、してくれるのか。

「ぁ、ぅうぅ、そんなの恥ずかしいからっ」

 一回り歳上とは思えないくらい可愛い反応。そして、嫌とは言ってない。

「お願い」

 耳の近くに顔を近付けてダメ押ししてみる。
 ついでに、ふーっ、と息を吹きかけて悪戯も加えて。

「ひぅ……! わかった、わかったからぁ!」

 腕の中でびくん、と跳ねる。
 泣きそうな声で叫びながら自分の肩に手を掛ける。

「……こう、かな?」

 ネグリジェの端を指でつまんだまま数秒、迷っていたようだが一気に袖口を引っ張った。
 衣服がずらされたことによって、首筋から右の肘のあたりまで丸見え。
 白を基調としてピンク色が薄らと混じったブラが、目に付く。

「うわ、やらし」

 俺はというとその様子をじっと見ていた。

「りょーくんが言ったのにいぃ」

「だってさ、息子に裸見せようとしてんだもん」

「言わないでよおぉ」

 かなり恥ずかしそうな声。
 というか嫌なら俺の言う事なんて聞かなきゃいいのに。

「いいから、もっと見せてよ……母さん」

 意地悪を言いながら反対側の肩を指で叩く。こっちもずらせってアピール。

「……ぁ、うぅ」

 もじもじと太腿を擦り合わせながらも、言われた通りに服をはだけさせる由香さん。
 大体分かった。
 この可愛らしい母さんはどうやら、息子の言いなりになってくれるらしい。

「キスしたい」

 思いっきり唇を凝視しながら言う。

「そ、それは……うぅ」

 やはり断らない。

「口開けて」

「ん、ぁ」

 軽く半分ほど口をあける。

「違う、もっと」

 更に大きく開かれる。段々慣れてきたのか、それとも逆らうとまた意地悪を言われるとでも思っているのか。
 嫌がったり聞き直したりする回数が減ってきた。

「喉の奥みえるくらい」

「んぇ、ふ、ぅ……」

「やっぱいやらしい、母さん」

 かあぁ、と頬を紅潮させながら手をぎゅっと握られる。
 口開けたままじゃ喋れないってことらしい。一生懸命すぎる。

「舌だしてよ」

 言いながら先端の突起の部分をつねる。握ってくれたお返しだ。

「いっ、ぁ! んぇ、ぇ……」

 一瞬口を閉じかける。

「舌、はやく」

「はぁ、はぁ……っ」

 んべ、と舌を大きく出してくる。下唇が見えないくらい。

「誘ってるようにしかみえない……」

 じっと口のナカを観察する。
 未だかつて見たこともないような表情をさせているのだと思うと、背筋にぞくりとした悪寒が走って、腰が浮きそうになる。
 わずかに硬く尖っている突起を人指し指と親指で強めに押しつぶす。

「んいぃぃ! ゃ、やめへ……」

 びくうぅッ! 目の前で大きな嬌声を上げて由香さんのカラダが跳ねる。
 露になった乳房も暴れるみたいに上下に揺れた。

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