育ての親と (Page 7)

「んん……」

 眩しくて目が覚めた。服を着ていないせいで肌寒い。
 瞼をこすりながら辺りを見回す。
 部屋には俺一人だった。
 あんなことして、どんな顔で話せばいいんだろう。
 全く分からなかった。そもそも、由香さんはまだ屋敷にいるんだろうか。
 適当に服を来て部屋から出る。

「あ、りょーくんおはよ。ご飯、できてるよー」

「……っ! あ、ああ」

 すぐに声を掛けられる。
 由香さんが居なくなるのだけが怖かったから嬉しいんだけど、なんだろう……。
 昨夜あんなことをしたのにこうも普通に過ごせるものだろうか。

「どうしたの?」

 呆けていると尋ねられる。

「えぇと、その……昨日はごめん……」

 許して貰えるのかは分からないが、謝ってみることにした。

「昨日? 何のこと?」

「えっ」

 きょとんとした顔で尋ねられる。
 ……アルコールも入ってたし覚えていないのか? いやそんなはずは。

「うーん……」

 ちらりと由香さんの方を見る。
 やはり何のことだか分からないといった様子で不思議そうな表情を浮かべている。
 そうなると……俺が不埒な夢を見ただけ、とか。

「由香さん、ちょっと」

 近寄り隣に立つ。
 それから……胸元に手を伸ばして、昨日したみたいに乳房を乱暴に揉みしだいた。

「好きだ、由香さん」

 覚えてないならもう一度言うべきかな、と。胸の方は触りたかっただけだが。
 ああ、やっぱり夢なんかじゃない。柔らかい胸の感触をしっかり覚えていた。

「も、もぉ……昨日だけって約束、したのに」

 頬を膨らませて、しょうがないなぁといった雰囲気。
 ご飯はちゃんと食べなさい、と母親らしいことを言われる。
 ご飯よりも由香さんを食べたい気分だったが、ここは従っておくこととしよう。

 

 俺達はこれからどういう関係になるんだろう。
 まだしっかり働いていない頭ではよくわからなかった。
 とりあえず、由香さんの頬に口付けする。

 

 昨日飲んだワイン、また買っておいてもらおう。

(了)

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