女王様と犬
渡すつもりのなかったラブレターを見られてしまったあの日から、2人の関係は少しだけ変わった。「本当に私が好きなら、とりあえず跪いて足を舐めてくださる?」。そんな戯れの一言から始まった、お嬢様と使用人の息子の、ちょっと歪んだ相思相愛。
自分で言うのもなんですが、私は所謂お嬢様として生まれました。
望めば手に入らないものは何もない。
周りの人間はみんな私の機嫌をうかがって当然。
使用人の息子である同級生の隼人の事も、勿論下僕のように扱っていたし、本人もそれを当たり前として、小さい頃から私の言いなりでした。
そうやって常日頃から虐げていたにも関わらず、何かの切欠で隼人の机から私宛てに書かれたラブレターを何通も見つけた時には、正直びっくりしました。
勉強もスポーツもできて、穏やかな性格で、学校の女子生徒にはキャーキャー言われている隼人。
それがあの日以来、私の前では―――…
「…だいぶ上手になったじゃありませんの」
私は肘掛椅子に腰掛け、床に跪いて全裸で奉仕をする隼人のペニスを足で撫でました。
「ぁ…ありがとう、ございます…んっ…」
隼人は少し顔を上げてお礼を言い、また足の間に顔を埋めておまんこに舌を這わせます。
…ちゅぱっ…ぴちゃ…じゅる…
「はぁっ…そこ、もっと…そう…気持ちいいですわ…ぁっ…」
ぱんぱんに膨らんで包皮から露出したクリトリスを、舌先で優しく何度も舐められるのが最近の私のお気に入り。
気持ち良くてついつい何度もやらせているうち、軽くイってしまいそうになって、私は休息を取るために隼人のアナルに入っているバイブを足で押し込みました。
「あっ…!」
奉仕に夢中になって完全に油断していた、隼人の綺麗な顔が歪みます。
「憧れの綾辻先輩が、けつまんこをバイブでほじられて喜ぶ変態だなんて知ったら…今日告白してきた子はどんな顔するかしら?」
「…っ…ぅぁ…」
自然に抜け出てくるバイブを押し込み、また出てくるところを押し込み…と虐めていると、隼人はとろんと目を蕩けさせて媚びるように私を見上げました。
初めてアナルを弄った時には、恥ずかしさで泣くほど嫌がっていたくせに、今では後ろだけでも簡単にイける立派なド淫乱。
「ちょっと、お口が休んでいましてよ?」
睾丸を足先でぷにぷにと軽く踏みつけながらそう叱ってやります。
「申し訳ございません…ちゅ…はぁ、っ…ん…」
「ふふ、柔らかくて、気持ちがいいこと。うっかり踏み潰してしまうかもしれませんわね」
「…っ…」
「そんな顔をして、期待しているのかしら?」
「あ、ぐぅ…!…いっ…!」
表情を見て加減しながら、私は睾丸を踏みつける足に体重を掛けました。
額に汗を浮かべて辛そうにしているわりに、その上の半勃ちのペニスからはつぅ…と先走りが糸を引き、私の指を汚しました。
「隼人。あなたの汚いものが足に―――」
…コンコン
「絵里香お姉様、ちょっとよろしいでしょうか?」
「!」
3つ下の妹の由里香です。
体を強張らせる隼人の頭を撫で、私は「お入りなさい」と返事をしました。
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