次はあなたがシャッターを (Page 7)
「先生ぃ」
奈央が呻いて暁紀の頭を掴む。その思わぬ強さに彼女は抵抗ができない。彼は喉奥まで一気に肉茎を押し込み、三度目の射精を行おうとした。
(まだ、ダメよ)
鼻先を奈央の陰毛の茂みに埋めながら暁紀は彼の性器の根元に歯を軽く立て、同時に睾丸を掴んだ。すると射精をしようと駆け上がりかけた精子が体内の中途半端な所で停止してしまう。
「ああ、先生、どうして」
射精できない苦しさに奈央が哀れっぽい声を出し、吐精を懇願する。
暁紀はゆっくりと彼の男根を口から出し、悪戯をした子供を嗜めるような穏やかな口調で言う。
「ダメよ。まだ、ね。だって、もっと気持ちよく出したいでしょう?」
「ああ、お願いします……、出させてください」
「僕の精子を先生の中に出させてくださいってお願いしなさい」
「僕の、僕の精子を、先生の中に出させっ、てください」
射精寸前で阻害された苦しさから逃れたい一心で奈央は復唱する。
跪いたままの暁紀と、立っている奈央。
一見すると主が奈央で、従が暁紀である。だが、二人の主従関係は立ち位置とは全くの逆であった。
「こっちへいらっしゃい」
勃起した性器を露出したままの奈央を伴い、暁紀は先程までのスケッチをしていた倒木の前まで移動する。それからおもむろにジーンズを足首まで下ろす。
奈央の眼前に現れたのは上等なレースをあしらった清楚なデザインのショーツである。だが、そのデザインを裏切るように淫臭が暁紀の体からは漂っていた。
薄いショーツに包まれた尻はじっとりと汗ばんで、シルクの布地が微かに透けている。さらにクロッチの部分は愛液でぴったりと張り付き、その奥にある淫らな女の口の存在を浮き彫りにしていた。
清楚なシルクの下着と、それを纏う人物な淫らなミスマッチは、雄を強烈に惹き付けずにはいられない。ましてや射精寸前で待ったをかけられた若い雄では抗いようもなかった。
「あぁんっ」
先程の口淫のお返しとばかりに奈央が暁紀の尻にむしゃぶりつく。さらに音を立てて暁紀の愛蜜を啜る。その刺激は布地越しではあったが発情し、存在を主張していた彼女の陰核を甚振るには十分なものであった。
「あぁ、いい、ああそのままクリを吸って」
命じられるまま奈央はぷっくりと膨れている陰核を下着越しに吸い上げる。吸い上げる振動と唇による圧迫だけで簡単に暁紀は達してしまう。
倒木に手を突いて、恍惚とした表情で暁紀は他人から与えられた快楽を甘受する。
なんと心地良いことか!
自慰とも違うその淫楽は、夫からも与えられない。
レビューを書く