未亡人のセフレ (Page 5)
強烈な絶頂にぼんやりと浸る瞳の淫らな姿に健司のペニスはまたむくむくと硬度を取り戻していた。
健司は自分の腕で口元を軽く拭うと、とろとろと愛液を溢れさせ続ける瞳の割れ目にペニスをあてがい、ずぶりと一息に奥まで挿入した。
「ぁぁんっ、あぁぁぁっ」
絶頂したばかりの膣内は挿入されたペニスをきゅっと締め付け、肉ひだひとつひとつがからみ、まとわりつくようにペニスを包んで蠢いた。
「ぁ、だめ、今イッてる、だめぇっ」
頭を振りみだし、混乱するように瞳は言った。
しかし健司はそれを無視して深く強いピストンを始めた。
「あぁっ、んぁ、んぁぁっ、あぁん、すごぃ、すごいぃっ」
ぱんっぱんっと音をたてて強くピストンすると、それに合わせるように瞳は声を上げた。
先ほどから感じすぎて、声がかすれかかってさえいる。
「瞳さん、きもちい?」
「いいっ、いぃ、気持ちいいっ、ぁぁん、はぁん、健司さ、も、だめっ…」
瞳の膣肉はどろどろに蕩けているのに適度なリズムで健司のペニスを締め付けた。
男を喜ばせる言葉の一つに「こんなの初めて」というのがあるが、言われなくても健司は、瞳が生まれて初めての快楽に乱れきっているのがわかった。
そしてそのことが健司の快感をも引き出し、二度目なのにあっというまに絶頂感が込み上げてきた。
「ぁんっ、あぁぁっ、またイッちゃ、いく、いっちゃう…」
「っ…俺も出そう」
「あぁっ、んぁぁっ、あぁん、だめ、あぁっ」
ごつごつと膣奥に打ちつけるようにピストンを続け、そのスピードを早めると瞳は再び絶頂した。
「んぁぁぁっ、ぉぉん、あぁぁっ、ぁぁっ…」
瞬間、膣内がぎゅっと収縮し、たまらず健司は瞳の膣内に射精した。
「っ…はぁ」
「ぁぁん…ん、はぁ、はっ」
溶け合ってひとつになってしまうような充足感を得て、2人は抱き合ったままぐったりと余韻に浸った。
身支度を整えてホテルを出ようとした時、健司は瞳に問いかけた。
「指輪、外してたんですね」
「あぁ…お風呂に入る時に」
夫が亡くなって5年が経つのに、瞳は職場でも結婚指輪を外していなかった。
そのため初めは健司も夫がいる人妻なのだと瞳について思っていた。
「亡くなった旦那さんのこと、大事なんですね」
「そう言いながら、こんなことしてちゃ説得力ないけど」
「…指輪、もう付けなくてもいいかなって思う日がきたら、俺とちゃんと付き合って欲しいな、とかって」
「え…?」
「まぁその、候補の1人にでも…ってことで、考えといてくださいよ」
てっきり都合のいいセックスフレンドと思っていると思っていた男からの唐突な申し出に面食らった瞳は、しばらく言葉が継げずにいた。
「…あ、うん…そういう時がきたら、相手は健司さんだったらいいなって…思ってます」
たどたどしく答えると、安心したように健司は笑った。
(了)
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