闇の精子取り引きで、兄嫁に種付けプレスした件
俺の名は崎山和哉(さきやまかずや)、28歳。大学卒業後、ブラック企業に勤めたせいで体を壊し、今はたまに単発バイトをするまけの、いわゆるニートをしている。職業は、たまに単発のアルバイトをしてお小遣い稼ぎをしているだけの、いわゆるニートというヤツである。俺はある夜、とある仕事を探していた。それは、SNSを使った闇の精子提供である。もちろん俺の精子は高額では売れないだろうが、一応一流大学を卒業しているので、全く需要がない訳でもないだろう、きっと……いや、あまり自信は無いが……
俺の名は崎山和哉(さきやまかずや)、28歳。職業は、たまに単発のアルバイトをしてお小遣い稼ぎをしているだけの、いわゆるニートというヤツである。
そんな俺にも、過去には栄光があった。小学生の頃から成績優秀で、部活もずっとサッカーをやっていた。容姿は、少し背は低いが細筋で、自分で言うのも何だが、そこそこの男前、学生時代にはバレンタインで毎年たくさんの本命チョコをもらっていた。
大学も一流大学に入り、勉学にバイト、ボランティアと精力的に活動していた。会社も、世間一般では一流企業と呼ばれている会社に入ったが、そこがとんでもないブラック企業で、身体を壊し、3年で退職してしまった。そこから俺の転落人生が始まった……
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「和哉さーん! 夕飯持ってきたわよーっ!」
俺の3つ年上の兄貴の奥さんの玲奈(れな)さんである。兄貴と玲奈さんは、実家を出て2人で暮らしているが、年をとった俺の両親を気遣い、時々両親を外食に行かせて、俺には夕飯を届けてくれる。
「たまには部屋の空気を入れ替えなきゃダメよ! 窓、開けるわね?」
玲奈さんは散らかった俺の部屋を手際よくパパッと片付けると、ガラッと窓を開けた。
「ほらほら、今日もヒゲを剃ってないでしょ?」
そう言えば、最後にヒゲを剃ったのは前回のバイトの日だから、5日は剃ってないだろうか?
「顔ぐらい洗って、コンビニとかには出かけたほうがいいわよ!」
そう言いながら、玲奈さんは持ってきた夕飯の入ったタッパーを取り出した。
「唐揚げとサラダと焼きサバだけど、良かった?」
十分である。お袋は歳だから、どうしても煮物が多くなり、少し食傷気味だったからだ。
「うん、ありがとう。お義姉さんのご飯には、いつも助かってるよ」
「よしよし! いっぱい食べて、元気になってね!」
普通、ニートの義弟なんて嫌われるものだろうが、兄貴も優しい奥さんをもらったものである。俺はもう無理だろうが、あんな優しくてきれいな人と結婚したかったなぁ……
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