やらしい2人の現実逃避
長引く就活に疲れた大学生と、受験勉強で病んだ女子高生。魔が差してつい痴漢に手を染めた男が見たものは…「えっ、君、なんでぱんつ履いてないの?」。帰宅ラッシュの電車で出会った2人の、ちょっとした人生の寄り道。
『この度は弊社の新卒採用選考にご応募いただき、誠にありがとうございました。慎重に選考を致しました結果、大変残念ではございますが…』
ほぼ満員の電車に揺られながら、俺は最初だけ読んで、もう幾つ目か分からないお祈りメールを閉じた。
高学歴といわれる部類で、書類を書くのも得意だから、面接までは進める。
だけど極端にアガり症の俺は、聞かれたことに答えるのがやっと、堂々と自己アピールなんぞできるわけもなく、数日後にはこうしてお祈りされることになるのだ。
否定され続けていると、人生そのものがどうでもよく感じてくるが、だからといって電車に飛び込むような勇気はない。
溜め息をついてスマホをポケットに捩じ込み、だらんと右腕を下ろすと、手の甲に何か柔らかい物が触れた。
…あー…柔らけぇー…
俺はあまり働いていない頭で、ただ癒しを求めてふにふにとそれを揉む。
しばらくそうやっていると、俺の前で扉近くの手摺に掴まっていた女子校生が、もぞもぞと居心地悪そうに姿勢を変えた。
そこで俺は気が付いた。
…やべぇ、今、痴漢してるわ。
バクバクと心臓が鳴り、尻に手を置いたままどうしようと考える。
すぐ止めて平謝りするか、いや、それでも痴漢した事実は変わらない。
少し悩んだ末、少々ヤケになっていたのもあって、どうせ捕まるなら最大限触って捕まった方がマシだ―――と、俺は再び尻を揉み始めた。
「…っ…、…」
ぴくり、と女の子が震える。
ふにふにと優しく揉んだり、ぎゅっと力を入れてみたり。
女の子は足をもじもじさせるだけで、騒ぎ立てる様子はない。
次第に布越しでは物足りなくなってきて、俺はミニスカートをそっと持ち上げ、生尻を掴んだ。
「ん…?」
「………」
女の子の手がスカートの後ろを下に伸ばそうとする。
構わず尻を撫でまわすが、そこには本来あるはずの布がない。
見かけによらずTバックでも履いてるのか、いやまさか…と思って前の方まで手を伸ばすと、薄い茂みが指先に触れた。
…間違いない、ノーパンだ。
乗車口のガラスに映る、分厚い眼鏡の大人しそうな女の子は、手摺を握りしめて下を向いている。
俺は女の子を扉に押し付けるように体を寄せ、アソコのスジをスリスリ撫でながら耳元で囁いた。
「…何でぱんつ履いてないの?」
「…!」
「ねぇ。何で?」
「………」
くい、とおまんこに指を入れると、そこは少しだけ湿り気を帯びていた。
指先を濡らして滑りが良くなったところで、今度はクリトリスを優しく撫でてみる。
「…、…」
女の子はぎゅっと両足を閉じ、ささやかな抵抗を試みるものの、しばらくそこを撫で撫でしていると次第に足からは力が抜けていった。
「…ん…っ…、…」
…くりくり…こりゅっ…
「…ふ…!」
小さかったクリトリスはぷっくり膨れて、弄る度に握りしめた指先がびくびくと震える。
溢れてきた蜜を掬っては塗り、掬っては塗り…とやっているうち、スカートの下からはくちゃくちゃと湿った音がしはじめた。
「…すごい濡れてるの、分かる?…真面目そうな顔して、エッチなんだね…」
周りには聞こえないように、耳朶に息を吹きかける。
女の子はちらりと俺を振り返って、小さく首を振った。
「…嫌?止めて欲しい?」
こくりと頭が揺れる。
「そっか…でも、やっぱダメ」
俺は指先でクリトリスの皮を剥き、今までより強めにそこを弄った。
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