やらしい2人の現実逃避 (Page 2)
「…!…っ…ぁ…!」
ビクッ、と小柄な体が跳ねる。
「…んぅ…、…は…」
「…しー…じっとしてないと、気付かれちゃうよ」
「…ぅ…」
左手で女の子と同じ手摺を掴み、更に体を密着させる。
…くりゅっ…くちゅくちゅ…くりっ…
「……ふ……ふぅ……ふー……」
一生懸命声を殺しながらも、徐々に荒くなっていく呼吸。
もう右手はぐちょぐちょだ。
「っ…ん…」
…ああ、もうすぐ降りる駅だ。
窓の外を見慣れた景色が流れ出したのに気付いて、俺は手の動きを速めた。
「…!?」
…くちゅくちゅくちゅくちゅ…
女の子の内腿がプルプルと痙攣を始める。
そして電車がホームに滑り込み、揺れが一段と強くなった時、彼女は俺の左腕にしがみつき、声にならない悲鳴を上げた。
「………ぁ、………~~~っ…!!」
『次は~、○○駅~…○○駅~…お降りの際は…』
プシュウ、と扉が開いても、この小さな駅で降りる人はほとんどいない。
「…君、具合悪いの?大丈夫?」
「あっ…」
俺はしゃがみこもうとする女の子を支え、介抱するふりをしながら、一緒に電車を降りた。
「…気持ち良かった?」
人気のない階段を下りながら、スカートを捲って尻を丸出しにする。
「ゃ…お…お願い…この事は誰にも言わないでください…!」
女の子は泣きそうな顔をして、縋るようにそう言った。
「え~…?うーん、いいけど…少しだけ付き合ってくれる?」
ノーパンと痴漢なら圧倒的に俺の方が分が悪いのだが、そんな事は棚に上げ、女の子の肩を抱いて自宅へと歩を進めた。
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