夜のドライブ (Page 3)
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指フェラは、裕之も実のところ気に入っている。
「ぅん…ふ…っ」
フェラチオほど顔が歪まず適度に卑猥で、しかもそんなエロい知佳の顔を至近距離で眺めていられる。
好きにしゃぶらせるのも気持ちいいし、時折指を動かして口内を掻き回してみるのもいい。
ほんの一瞬唇が指を離れた瞬間に裕之は指を引き抜き、ぬらぬらした知佳の唇に口づけた。
「んん…」
知佳は既に半開きだった唇に差し込まれた裕之の舌を受け入れ、自分の舌を絡めた。
掠れた声を漏らしながら知佳の手はジーンズの上から裕之のペニスに触れる。
暗がりの車内だからなのか、それとも知佳が元々そういう性質なのかはわからないが、こうして積極的に自分から行為に没入する姿が裕之にはとても好もしく思われた。
「後ろいく?」
「ん」
唇を離して裕之が尋ねると、知佳は小さく頷いた。
裕之の車は後部座席が広いタイプのSUVで、実際「かなり頑張って」購入を決意したものだ。
しかしこんなに刺激的な時間を味わえるようになったのだから、価値のある買い物だったということになるだろう。
いつ頃からか車内に常備するようになったアルコール配合の除菌ウェットティッシュで指を拭い、裕之は上着を脱いで後部座席に移動した。
知佳もそれに続く。
「マット使う?」
「ううん」
車中泊ができるようなマットを裕之は用意しているが、そんなに使うことはない。
それよりも早く、と急かすように知佳は並んで座った裕之のベルトに手をかけた。
「スイッチ入った知佳ちゃんって、本当エロいよね」
軽口を叩くが、知佳の手によってデニムと下着をあっさり剥かれたペニスはすでに反り返らんばかりの勢いで屹立している。
「須藤くんだってこんなギンギンにしてるじゃん」
裕之の耳元に唇を寄せてそう言うと、知佳はペニスを優しく手で扱きながら裕之の首筋にちゅっと吸い付いた。
「っ…まあ、ね」
知佳の柔らかい手の感触にうっとりしていると、強烈な興奮も合間ってすぐに達してしまいそうになるので、裕之は慌てて知佳の乳房に手を伸ばした。
「んんっ、あ、ぁ…」
ニットの裾から手を差し入れて下着の上から乳房を揉みしだくと、知佳も蕩けたような甘い声を出す。
知佳が着けていたブラジャーは、ほとんど本来の用をなしていないと言えるほど、薄く柔らかい生地でできており、こんな状況で揉んでいても乳房の柔らかさを損なうことなく楽しめる。
「あぁん、やばいかも…あ、あぁっ」
下着の上から勃起した乳首を爪先でカリっと弾く。
「っ、だめだめ、あぁ、んんんんっ」
びくびくと身体を震わせ、知佳がペニスを扱く手つきに少し力がこもる。
それでもまだ、裕之からすれば焦れるくらいの力加減だ。
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