夕暮れの公園で女性上位の快楽を知る (Page 4)

「怖い?」

僕は口を結んだまま、顔を左右にフルフル、と振った。

「そう、よかった…私初めてあなたを見た時からピンと来たのよ、絶対Mだって」

彼女は普通に話しながら、僕の首、鎖骨を撫でていく。
僕は首が弱く、ピクン、と反応してしまった。
すると、彼女の手は一度止まり、僕の瞳の奥を覗いた。
僕が固まっていると、彼女の手はまたすぐに滑り出し、洋服の上から乳首を探し当て、一気につねり上げた。

「あぁ…っ!」

固く結んでいた唇は簡単に開き、自然と声が漏れ出てしまった。
そんな僕を見て、彼女は優しく微笑んだ。

「ほら、いい声」

全て彼女の思い通りに進んでいる。
すごく恥ずかしいが、居心地の良さも感じ始めていた。

「あぁ…すごい硬くなってる」

彼女の瞳を見つめていらた、急に股間あたりに何かが乗っかった。
一人ベンチに座る彼女の顔から、ゆっくりと目線を落としていく。
白い足をまとうブーツの先が、僕の股間を踏みつけていた。
ずっと勃起しっぱなしの僕のペニスは、彼女の靴裏の刺激を直に受けた。
いつもと変わらない夕暮れの公園で、風も、夕焼けも、いつもと同じ。
非日常なのは、僕と彼女。
日常の中で、僕と彼女がいる空間だけ時が止まったような、そんな気がした。
にっこりと微笑む女性にペニスを踏まれ、僕は動けないでいる。
恥ずかしく情けない気持ちにもなったが、二人だけの空間で、目の前の女性だけに支配されている感覚に、ものすごく興奮していた。

「めちゃくちゃ感じてるじゃん…ドMだね」

彼女はそう言いながら、おもむろに立ち上がった。
そして、ひざ丈のスカートを前だけめくり、僕に言った。

「ほら、口開けて」

口から心臓が飛び出そうだった。
こんな明るい、しかも外で、女性の下着姿を見たのは初めてだった。
自分の鼓動で身体は揺れている気がした。
顎を上げ、ゆっくりと口を開くと、彼女は細い下着を横にずらした。

「私のクリトリス、ディープキスして」

小さな下着から出てきた彼女の股間に毛は無く、つるんとした肌色の皮膚が美しかった。
奥から少し覗いているいるクリトリスを見つけ、僕はソーっと近づき、舌から触れ、口づけをした。
彼女の股間からは、衣服の柔軟剤の匂いと、おしっこの匂いと、湿った女性らしい匂いがした。
クリトリス全体を包むように口づけ、口内では舌を使い、小さく可愛いクリトリスを舐めた。
不思議と、彼女のことを舐めれば舐めるほど、僕自身も気持よくなっていく気がした。

「うん、いいね、上手。そのまま自分のソレ、触ってここで射精しなさい」

僕に迷いはなかった。
口はそのまま彼女の股間に埋めたまま、ベルトを外し、ジーパンのチャックを下した。
パンツをずらすと、ガチガチに固くなったペニスを絞るように動かした。

あぁ、やばい、気持ちいい

彼女の顔を見上げると、そんな僕の快感を見透かしたように、にっこりと微笑み見下していた。

「イっていいよ、我慢しないで精子ドクドク気持よくなりな」

彼女の言葉を聞き、精子がドクドクと放出される瞬間を想像し、途端にイきそうになった。

あぁ、もうだめだ、こんな明るいうちから外で、しかもこんな恰好で、もう出る…

「…私の可愛い変態くん」

彼女がそう呟いた瞬間、僕のペニスから勢いよく精子が飛び出した。

だめだ、全身がガクガクする…自分でしてこんなに気持よかったっけ…

そんなことが頭に浮かびながらも、殆どが快楽に支配され、真っ白になっていた。

「やっぱり、あなたは私がいいと思うよ。また来週、ここでね」

そういうと、彼女は衣服の乱れを直し、颯爽と帰ってしまった。

それ以来、僕は彼女に惹かれに惹かれてしまい、毎週末、彼女の言う通り公園に来ては、クラクラするような時間を過ごしている。

彼女の連絡先すら知らないが、二人きりの空間にそんなものは必要無い。

(了)

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