幽霊の弱点はエロいこと!? (Page 6)
そのまま無数についた足跡を避け、転ばないようにしていたが、ベッドの下から伸びてきた手に足首を掴まれ、綾瀬は悲鳴を上げた。咄嗟に掴まれた足を持ち上げた拍子にバランスを崩し、二人揃ってベッドに倒れ込む。
「うげっ」
壁にまたしても顔面を打ち付け、隼人が間抜けな声をあげて意識を取り戻す。
「ヤバイってぇぇぇ、足掴まれた!」
「足ぃ?」
まだ意識が朦朧としている隼人は、半泣きの綾瀬の言葉に反応した。なぜか彼女の上に乗ったまま見ようとする。その結果、隼人は綾瀬をぐるりと回転し、お互いの足の方へ頭を向ける格好になった。
「おも、重いってぇ」
押し潰された綾瀬が暴れる。
「あ、うん、ごめん」
ぼぅっとしたまま隼人は謝るが、彼女の上からどかない。それどころか、綾瀬の股間に頭を埋める。
「やめろ、ばかっ。どこ頭突っ込んでる、んぁ」
隼人はぐりぐりと短パン越しに綾瀬の陰部を刺激した。鼻先や唇で割れ目をなぞり、短パンの隙間から舌を差し入れる。しっとりした女の匂いが鼻腔の奥まで届く。
次第にその匂いは強くなり、彼の意識を覚醒させた。
「はっ、俺は何を」
「あそこに顔突っ込んだまま喋んな」
微かに汗ばんだ足をもじもじさせ、綾瀬が抗議する。
「綾瀬。これぐらいじゃ、全然収まんないみたいだ」
「収まってないのは、お前もだよ」
カチカチに勃起した男根をズボン越しとはいえ押し付けられ、うんざりした様子で綾瀬が答える。
「助かるには、もっとしないと」
「嘘だろ、おい」
綾瀬の抗議を聞き流し、隼人は短パンの隙間へ手を入れた。下着を掻き分け、直接そこへ触れると汗とは違うぬめりが確かにある。
「綾瀬、俺のもしてくれ」
「調子乗んな」
「なあ、頼むよ」
「……じゃあ、場所変わって、重い」
「よっしゃ!」
隼人は綾瀬の上から退くと、いそいそとズボンを脱ぎ、仰向けに寝る。
「マジで目的忘れてないだろうな、こいつ」
「あっ、待った」
「なに?」
「俺の上に乗る感じで……、そうそう、それでお尻はこっちに向けてください」
「なんで敬語なんだ。ていうか、この格好やだ。疲れる」
「マジか」
「マジだ」
「じゃあ、どうすれば……」
「そんな腹を減らした野良犬みたいな顔すんな。横向きならいいよ」
「やったぜ」
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