幽霊の弱点はエロいこと!? (Page 8)
それが唇だけの接触でも、彼の胸が立てる音は一音高くなってしまう。
唇をお互いに啄み、最初は遠慮がちに舌を触れさせ合う。次第に大胆になって、隼人は綾瀬の舌と口の中を貪るようになる。
うっすらと目を開けると化粧の落ちた彼女の面差しが近い。
きめ細かな肌と、目に少しだけかかる前髪。女顔の綺麗系イケメンなんかではない、たおやかな顔の輪郭を撫でた。
「うぅん」
くすぐったそうに綾瀬が肩をすぼめる。その仕草が可愛らしく、普段とのギャップに隼人はぐらりとしてしまいそうになった。
頬を撫でていた隼人の手が降下し、Tシャツの中へ侵入を試みる。いつも綾瀬はこの段階になると抵抗する。その抵抗に指を絡めて拮抗し、彼は綾瀬を押し倒す。
「いてっ」
ベッドフレームに綾瀬が頭をぶつけしまった。
「あ、ごめん」
「いいよ、別に」
頭をさすりながら綾瀬が体の位置を修正する。それに合わせて小器用に隼人は、彼女のTシャツの下へとちゃっかりと侵入を果たしてしまう。
形が良く張りのある乳房をやわやわと揉み、女体を堪能する。彼女よりもバストサイズの大きな女性はいるが、きっと形は最高なんだろうな、と隼人は心中で呟く。
先端で存在を主張している乳首を弾いたり、摘まんだりすると綾瀬が体を小さく跳ねさせる。自分の手で口を塞いでいるので喘ぎ声は、外にまで飛び出さない。
キスをやめ、仕事がなくなった自分の口に隼人は新たな任務を与えた。
めくり上げたTシャツの下から露わになったのは、胸だけではないのだ。白い腹が剥き出しになっている。
「あぁん」
思わずといった感じで、脇腹を舐められた綾瀬が声を上げた。
「ひんっ、あっ、そこ、あんま、口でしないでよぉ」
かわいらしい声を上げる綾瀬に興奮し、コンドームの中で隼人の男根がさらに大きくなる。少しきつく感じ、隼人は自分が我慢の限界に近いことを悟った。
「綾瀬、もう入れたい」
「……うん、いいよ」
綾瀬は自ら脚と性器を広げ、隼人を迎え入れる準備をしてくれる。お膳立てされた女の入口へと隼人は先端をあてがい、ゆっくりと腰を押し進めた。先端が埋没するとぷちゅっと音がして淫水が卑猥な水音を立てる。
「う、くふぅ、ンンん……」
肉棒が奥へ奥へと入り込んでいく感触に綾瀬は背を反らし、シーツを掴んで堪えた。痛いのではない。男が敏感な体内をなぞる度に電撃のように鮮烈な快感が頭頂まで突き抜けるからだ。
男を受け入れるのは、綾瀬も久しぶりだ。そういった意味では隼人と同じくらいはご無沙汰だったのである。
そのせいか、少し位なら乱暴にされたい気分だった。
「いいよ、動いて」
喋る余裕すらなく、隼人が腰を動かす。膣口の辺りでは淫水が泡立って白く濁り、隼人の肉棒にまとわりついている。
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