責め好きの彼女を責め立てたい

・作

彼女の亜弥と同棲している俺は、毎朝毎晩彼女から責め立てられていた。そして、今朝もまた亜弥が俺の脚の間に蹲り、くちゅくちゅと卑猥な音を響かせている。温かい彼女の口内と艶めかしい舌の動きが俺の理性を麻痺させ、彼女を責め立てたい欲求が膨らむ。なぜ、彼女は責めさせてくれないのだろう?

「うわあ、なんかすごい」
 亜弥が、楽しげな声をあげる。
 俺の脚の間に蹲って大きくなった肉棒を握った彼女が空いた方の手で先端を摘むように擦ると、くちゅくちゅと水音が響いた。
「すご。ほら見て、こんなに伸びる」
 亜弥が笑いながら指をそっと離すと、彼女の細い指先と俺の肉槍の先端を銀色の糸がすっと伸びた。
 その糸は彼女が腕をめいっぱい広げて、ようやくぷつりと切れて見えなくなる。
「んふふ。きもちい?」
 亜弥は濡れた指をちろりと舐め、どこか勝ち誇ったような視線を向けてきた。
 アーモンド型の少し上がった目は艶を秘め、興奮して息が上がっているのか、小さな鼻頭は少し膨らんでいるように見える。
 俺がコクリと頷くと、彼女のピンク色の唇を舌が滑り、八重歯の光る白い歯を見せた。
 熱い吐息が敏感になった肉槍にかかりビクンと跳ねる。
「あはは、可愛い」
 亜弥の唇がカプリと亀頭を包み込んで、頬がキュッと凹んだ。
 尿道の中の我慢汁が吸い取られ、脚の付け根からつま先へピリピリと電気が走る。
 トロリとした熱い舌がパンパンになった亀頭全体を撫で回し、彼女の口端から涎が溢れて肉茎を濡らす。
 細い指が垂れる涎を塗すように絡みついて、ゆっくりと扱き始めた。

くちゅ、ちゅちゅ、ちゅぷ、ちゅじゅじゅじゅちゅちゅ

 こそばゆい感覚とビリビリとした痺れが亀頭や肉茎を走り抜け、太腿の付け根が熱くなってくる。
 彼女の指と舌が裏筋を何度も撫で、唇がカリ首を締め付ける。
「んく、ううっ」
 俺は思わず呻き声を漏らし、無意識に彼女の細い髪に指を通して頭を撫でた。
 上目遣いの彼女の瞳が、誇らしげに細められる。
「んぷっ!」
 彼女の頭を両手で握って腰を突き出すと、彼女が涎を吹き出して苦しげな声をあげた。
 肉茎の根元近くまで彼女に飲み込まれ、先端が喉の奥に突き刺さる。
「ん、んんぐぶ、うぶぷぷ……、んんぶ」
 亜弥は目を白黒させて呻くが、俺のものを吐き出すことなく喉の奥で締め付けてきた。
 頬が凹むほど啜り上げてコクコクと喉を鳴らし、吸い出される我慢汁が彼女の身体に摂り込まれていく。
 不意に、亀頭がにゅるんと嵌まり込んだ。
 彼女の喉が俺の形を憶えようとするかのように吸い付き、舌が肉棒を溶かすようにしゃぶりついてくる。
 すべてを吸いつくされるような吸引力と別の生き物のように纏わりつく舌のこそばゆい感覚に、腰の奥がブルリと震えた。
「亜弥、出っ」

 びゅぴゅっ、びゅ、びゅるるる! びゅびゅびゅびゅびゅびゅ!

 ゾクゾクとした刺激とともに臭い雄汁が尿道を駆け上がり、迸るように吹き出した。
「んぎゅっ! ぶふ、んんっ」
 亜弥の喉から苦しげな音が漏れたが、彼女の焦点の合わない目の奥には、満足げな牝の色が揺れていた。
 彼女の奥に直接流し込む征服感と苦しげな瞳の奥に揺れる満足げな牝の色香に、獣欲が溢れる。
 俺は身体を起こして彼女の頭を抱くように押さえつけ、何度も腰を押し付けた。
 腰の疼きが止まらない。

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