湯けむりに揺れる女子校生たち
地方の取引先に出張で来ていた『俺』は、とある温泉宿に宿泊した。俺の下調べによると、そこには混浴露天風呂があり、よく女子校生や女子大生の部活やサークルの合宿に使われるとのこと。俺はスケベ心を隠さずに露天風呂に向かうと、やはりラッキーなことに、そこには女子校生たちがいたのだ!!
「運転手さん、そこで降ろしてくれ」
俺の乗ったタクシーは、軽くタイヤをきしませながら、とある旅館の玄関で止まった。
「2730円になります」
俺は運転手に千円札を3枚手渡すと、
「お釣りは要らないよ」
と言ってタクシーを降りた。
俺を乗せてきた運転手は、少しニヤつきながら俺に礼を言うと、ゆるゆるとタクシーを発進させていった。
※※※※※
時刻は夜の7時となっていたが、盛夏ということで、まだ陽が落ちたばかりである。
俺はこの田舎に、2泊3日の出張で来た。
うちの会社の取引先は、何でこんな田舎に事業所を作ったんだ?と言いたくなるぐらい、この辺りは一面田んぼしか無い。
しかし、一つだけいいところは、市街地からタクシーで20分の海岸沿いに温泉があるということだ。しかも、そこは混浴露天風呂である。実に男心がくすぐられるではないか。
俺は荷物を仲居に預けると、スタスタと自室へ向かった。
「お客様。早速ですが、お食事の支度が出来ております」
俺は「あぁ」と適当に返事をし、さっさと浴衣に着替えた。頭の中は、食事の“後”のことばかり気になっていた。
俺は運ばれてきた夕食を、味わうこともなくかき込むと、瓶ビールを2本ほど空けた。
いよいよ楽しみにしてた混浴露天風呂だ。嫌でも鼻の下が伸びてしまう。
と、ここで、少し嫌な考えが頭をよぎった。
よくコントなんかで、混浴風呂に入ったら、女性はおばあちゃんばかり、というのがあるなぁ・・・
俺は一気に酔いが醒めそうになったが、目を瞑って思いっきり首を横に振った。
いやいや、今日に限ってそんなことはあるまい。何せ、ここの宿は、女子校生や女子大生が、部活やサークルの合宿によく利用するということは、既に下調べ済みだ。しかも、今は学校は夏休み。さっきはたまたま俺が廊下で若い女性とすれ違わなかっただけで、きっと今日も若い女性たちが宿泊してるはずだ!
俺はコップに残っていた最後のビールを一気に飲み干すと、心弾ませて露天風呂に向かった。
※※※※※
手ぬぐいを肩にかけて脱衣場に歩いてた俺は、渡り廊下の窓から露天風呂のほうを見た。
いたっ!若い女性だ!しかも・・・3人!!
年の頃は・・・女子校生だろうか?キャッキャキャッキャと黄色い声をあげながら、露天風呂ではしゃいでいる。
ラッキー!ついてるぞ!!
俺は自然と急ぎ足で歩いた。早くも股間の一物は、ギンギンに力がみなぎっている。
最高です
ワトスン さん 2020年8月20日