憧れの女上司を抱いた話 (Page 4)
「うっ……篠田さっ……も、出まっ、あ、あぁあっ」
射精せざるを得ず、勢いのままに勉は吐精し始める。
ぐりぐりと左右に腰を揺らしながら、勉は恵の中で達した。
精液は全てコンドームに包まれるものの、恵の体内で射精したという事実に変わりはない。
しばらく腰を押し付けながら吐精を続けると、恵は勉の頭をゆっくりと撫でた。
「あなたが私に気持ちを持ってるのは知ってた」
「……それは、いつから?」
「かなり前からよ。あなた、わかりやすいんだもの」
勉を抱きしめながら、恵は愛おしそうに言う。
「あなたに慕われてると意識してから、私もあなたに惹かれていった。でもね、今日、海外異動の話が出てしまって……」
ヒクヒクと吐精を続けるものの、萎んできたのを感じた勉は、恵の中から自身の男根を引き抜いた。
「……それで、俺をこうして誘ったんですか?」
「そう。意外と悪い女でしょ?私」
「でも……そんな篠田さんも好きです」
二人は見つめ合い、自然と唇を重ねる。
小さな重なりから深い重なりへ。舌も交えるほどになって、勉の男根はまた熱を取り戻していった。
「……やっぱり若いだけあって、まだまだいけそうね」
「篠田さんが大丈夫なら、是非もう一回シたいです」
「あのね、前田君。こういう時は、何も言わずに始めるものなのよ」
「そうなんですか?それじゃあ……そうさせてもらいますね」
そうして二人は熱い夜を過ごし、恵が寿退社を告げるまでにさほど時間はかからなかったという。
(了)
レビューを書く