憧れの女上司を抱いた話

・作

前田勉の上司は、男性の多い社内でも負けじと働き続ける篠田恵という女性だった。何から何まで完璧を体現したような恵に惹かれている勉だったが、年齢と後輩であることを理由に、思いを遂げられずにいた。しかしある時、恵から二人で飲まないかと誘いがあり……。

女性進出が当たり前となった現代、前田勉(まえだつとむ)の上司もまた、女性であった。

それが、男性の多い社内で強気の姿勢で営業をする篠田恵(しのだめぐみ)だ。

勉が新卒で入社した時にはすでに主任だった恵は、キャリアウーマンという言葉を体現したような人だった。

相手が間違っていれば上司だろうと取引先だろうと噛み付き、新規案件もベテランを差し置いて誰よりも獲得する。

人々からの人望も厚く、まさに完璧と言った様子の恵は、勉の憧れの人でもあった。

 

「でもねえ、こんなだから婚期逃しちゃうのよね」

 

これは営業部で飲み会をしていた時に、恵がぽつりと呟き、勉の胸に残り続ける言葉だった。

恵はもう34歳になる。恋人はいたようだが、仕事を優先し続けた結果、浮気をされて別れたと風の噂で聞いた。

婚期を逃したと呟いた時の恵の寂し気な横顔を、勉は忘れられなかった。

だからと言って、年下であり、後輩である自分が恋人に立候補するというのも恐れ多くてできなかった。

そんなある時、勉は恵から飲みにいかないと誘われる。

 

「もちろんいいですよ!今日はどこですか?いつもの大衆酒場に集合でいいですかね」

「あー……あの、今日はみんなを誘ってるわけじゃないの」

 

髪の毛を耳にかけながら恥ずかしそうに言う恵を見て、勉はピンと来た。

これは愚痴を言うためのサシ飲みの誘いだ。

勉は恵に憧れているがゆえに、その傍に常についていた。

それを可愛く思ったのか、恵は勉をえらく気に入っているのだ。

いつの頃からか、恵は誰にも言えないような愚痴を勉に言うようになっていた。

そしてそれを聞いてあげることが自分の勤めだと、勉もそのポジションを気に入っていた。

だが今日は、なんだかいつもと違った。

二人で雰囲気の良いカフェバーに行き、カクテルや美味しいつまみなどを食べた。

まるで恋人のひと時のようだ。恵も、なぜか愚痴を一切言わず、勉を褒めるばかりだった。

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