雨上がりの空には (Page 3)
…気持ちいい…
もっと、と自分からぎこちなく舌を絡めてみる。
「…ちゅ、ちゅっ…ふ…むぅ…んー…」
はぁ…と唇を離した後、シュウちゃんはもう一度名残惜しそうにキスをした。
「んっ…!」
今度はほっぺたに触れた唇が、そっと耳朶を擽った。
しなやかな指先は首筋を撫でて、ゆっくり胸の方へ。
「触っても良い?」
「う…うん…」
ブラを着けていなかった胸が、少し冷えた掌に包まれた。
ふにふにと胸を揉み、優しく乳首を弄られると、次第にそこは硬くなっていく。
「…あぁ…ん…ぁっ…」
まるで楽器でも扱うような繊細なタッチ。
指の動きに合わせて、ぴくん、ぴくんと体が反応する。
「や…そこ、変っ…びくびくするから…」
「うん」
「ひゃぅ…!」
きゅっ、と痛くないくらいに乳首を抓られた。
それから乳首の先をスリスリ擦られ、何故か触れられていない足の間がじんじん疼き出す。
「…はっ…それやだぁ…ぁう…あ、あ…」
いつもなら少しでも私が嫌だと言えば止めてくれたはず。
なのに、シュウちゃんはあやすようにキスを落として、そのまま乳首を弄り続ける。
「はんっ…ぁっ…ふ…くぅん…」
激しくなった雨と風が、ひっきりなしに窓ガラスを叩いていた。
ゴロゴロ、と近くで雷が鳴り、一瞬そちらに目を向ける。
「みっちゃん」
「あっ…!あ、やぁ…!」
気を反らしたお仕置きとでも言うように、指の動きが速くなって、じんわりと全身が熱くなる。
…くりくりくり…くりゅっ…
「はぁ…はぁっ…ああ…ふぅ…」
「可愛い」
「ん…ん…シュウちゃ、っ…、…」
「どうしたの?」
「わ、かんなぃ…分かんないっ…でも…あぁ、あ、はぁっ…!」
ビクビクっ…と背中が震えて、何かがじわっと体の奥から溢れてくるのを感じた。
…今の、何だろう…?
ぼんやりしていると下着の中に手が入ってきて、優しくあそこを撫でられた。
…くちゅん…
「…あ…」
ぬるぬるした感触に、ちゅぷっ、ちゅぷっ、という音。
「あぅ…やっ…だ、め…んん…」
「怖い?」
「…シュウちゃんの指が…汚れちゃう…」
白い鍵盤の上を跳ねる、細長くて綺麗な指。
美しく儚げな音色。
それを想像すると、なんだかひどくいけないことをしている気分になる。
「でも…」
「…んっ…!」
ゆっくりゆっくり、長い指が奥まで入ってくる。
「みっちゃんの中、柔らかくて気持ちいいよ」
「あっ…はぁっ…」
「指が溶けそう…」
「…ぁ…あぁ…はー…、…っ…!」
シュウちゃんが少し姿勢を変えた時、硬くなったものが私の太腿に当たった。
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