雨上がりの空には (Page 4)

「…俺のも、触ってくれる?」

「ぅ…うん…」

左手をパジャマの中に入れて恐々握ると、それは手の中でぴくんと跳ねた。

「そのまま扱いて…」

「…こう…?」

「もう少し、強く…そう…上手だよ、気持ちいい…」

褒めてくれたのが嬉しくて、言われるまま手を動かす。

しばらくお互いに手で触りっこをしていたけれど、シュウちゃんはおもむろに私の耳を噛んで、甘えるように言った。

「…入れたい」

「…優しくしてくれる…?」

「初めて?」

「うん」

「俺も…下手かもしれないけど」

優しくするから、と額にキスをして、シュウちゃんは私の下着を脱がせた。

 

腰の下に枕を敷き、膝を折り曲げて足を開かされる。

「や、やっぱり…恥ずかしいよ…」

「力抜いてて…」

「う、ん…」

…くちっ…

ぐっ、とペニスが押し付けられて、無意識に体が強張る。

「…は…ぅう…」

…ぬぷ…

「っ…」

そんなに痛くはないけれど、先っぽが入っただけで中々最後まで進めない。

「んん…無理…入んな、い…あっ…」

「痛い?」

「…ちょこっとだけ…」

「抜こっか?」

「…やだ。このまま…ぃっ…」

シュウちゃんはまた困ったように笑って、腰を動かさないまま、さっきよりも温かくなった両手で私の頬を包んだ。

ちゅっ、ちゅっ、と軽く唇を合わせて、好きだよ、と繰り返す。

「…ピアノ…放課後、いつも聴いてた…」

「知ってる。あの曲が一番好きだって、昔みっちゃんが言ったから」

「そんなこと、よく覚えて…」

「覚えてるよ。今日は話しかけてくれるかなって、毎日ずっと―――」

「…あ…!」

緊張が解けてきたのか、ずるずるっ…と熱が奥まで入ってきた。

「あ、ぁ…ぅ…シュウ、ちゃ…あっ…」

「…はぁ…っ…ヤバ…、…」

「…んっ…」

しがみついたせいでシュウちゃんのパジャマがはだけ、想像よりずっと男の子らしい体が露わになる。

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