兄嫁がサキュバスのため精液を提供することになった話 (Page 2)
俺は今、何の話を聞かされているんだ。
阿保くさい、と思っていると、えりなさんは困ったような顔をしてその言葉の続きを紡ぐ。
「それでね?エネルギー補給の精液は番(つがい)との血が近ければ近いほど、良いエネルギーになるの。まあ、細かい生態はいいわ。とにかく、この人と血のつながったユウタ君……あなたの精液を頂けないかしらって思って、お呼びしたの」
「……はあ?」
つまりは、兄貴とえりなさんの子作りに協力しろとのことだ。
俺はただ精液を絞られるだけで良いらしい。
中出しだけは絶対禁止で、フェラで絞られた精液を飲ませてほしいとのことだった。
兄貴は気難しい顔をしている。そりゃそうだろうな。自分の嫁を他の男、しかも自分の弟とエロイことをさせなきゃならない。
その気苦労は俺には計り知れないが、今度給料が出たらこっそり兄貴を寿司屋にでも連れていってやろう。
しかし、大変な嫁さんを貰ったもんだな。
そういうわけで、俺は今ベッドに腰をかけて、兄貴の嫁であるえりなさんにフェラチオをしてもらっているところだ。
「えりなさん、その衣装は自前?」
半立ちしている俺のペニスを咥え、口の中で皮の処理をしているえりなさんに訊ねる。
えりなさんは、上目遣いに俺を見ながら頷いた。
俺を見ながら口の中で俺のペニスをフル勃起させようと躍起になっている。
その表情から嫌悪は読み取れない。寧ろ喜んでいるようにすら見える。
俺はごく一般的な工場での従業員をやっていて、女性経験は風俗くらいでしかない。
ここしばらくは風俗にも行けていなかったから、久々のフェラチオだ。
他人にペニスを舐められる感覚が鋭く快感を伝えてきて、思わず腰が震えてしまう。
「ふうっ、ぐ……」
恥ずかしいことに呻き声を出してしまうと、えりなさんはちゅぽん、と音を立てて俺のペニスから口を離した。
すっかりそのテクニックによってフル勃起させられてしまった俺のペニスは、てらてらと我慢汁とえりなさんの唾液でてかっていた。
レビューを書く