兄嫁がサキュバスのため精液を提供することになった話 (Page 3)
「これはサキュバスの正装よ。人と性交をする時、この格好をした方が気持ちがより昂るの」
すすす、と俺の乳首に手を伸ばしてくるえりなさんの手を、俺は振り払うことができず、そのまま指先の行方を目で追った。
俺の毛に包まれた汚い乳首をカリカリと指先でひっかき、軽微な刺激を与えてくる。
それに合わせてまたフェラチオだ。
カリ首に這わされたえりなさんの舌が裏筋も合わせて射精を促してくる。
いかん。これは変な性癖に目覚めそう。
「んふ、我慢しないで。感じてるならそうしてもらった方が、私も助かるから……」
ふりふりと尻尾を揺らしながら、えりなさんが言う。
当事者がそういうのであれば、そうした方がいいのだろう。
きゅ、と少し強めに乳首を摘ままれ、俺の腰は跳ねた。
「あっ、ぐ……」
おまけに強く吸い付かれるものだから、そのままの勢いで射精欲が暴発し、えりなさんの口の中に思いっきり射精してしまった。
柔らかい舌で裏筋を下から上へ絞るように扱きあげ、俺の精液は始めの勢いを失ったものの、そのまま出続けていた。
ある程度治まると、えりなさんが口をすぼめて俺のペニスから口を離す。
にっこりと微笑んで口を開けて、真っ白に染まった口内を見せつけられる。
舌で白濁の液をかき混ぜて、そのまま嚥下する。ぺろりと唇を拭えば、ごちそうさまと悪戯っぽく微笑んだ。
「ん~、すっごく美味しかった。ありがとう」
「いえ……俺もすごい気持ちよかったです」
なんだか勿体ないような気もしたが、これで終わりだ。
ちょっと特殊体質な兄貴夫妻に協力しただけ。
そう思っていても、他人の女に自分の精液を飲ませたという背徳的事実が、俺のペニスを萎えさせない。
けっこう大量に出したというのにも関わらず、俺のペニスはまた熱を取り戻しつつあった。
「あら、まだいけそう?」
「……恥ずかしながら」
えりなさんもどことなく嬉しそうだ。
玉袋をふにふにと弄び、ちゅ、ちゅとペニスにキスを続けている。
あまりに可愛らしい行為に、俺のペニスはまたメキメキと硬度を増していった。
「……ね、内緒でえっち、しちゃおっか」
「……はい?」
「こんな美味しい精液、口で飲むのだけじゃもったいないもん。ね?あの人に内緒で中出し、しちゃおうよ」
そういうや否や、えりなさんもベッドに乗り上げてきて、俺に跨るように膝立ちになる。
俺の肩に腕を回し、熱烈なキスをしてきた。
精液を飲んだばかりだから生臭いはずなのに、唇の感触や当たる胸の柔らかさの方に気が行ってしまい、とても興奮する。
うっかり雰囲気にのまれ、俺もえりなさんの尻を鷲掴みにした。
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