アプリ不倫 (Page 3)

「…んっ、ふぅ…んむ、んぅ…」

最初の5秒はそっと触れるような優しいキスだった。そしてその後、浩二の舌が奈央の唇を割って入ってくると、次第に口の中を蹂躙するような激しいキスになっていった。

「はぁっ、んんっ、ふっ、ぅん…」

浩二の舌は奈央の舌をゆっくり撫で回すように舐り、上顎を擦るように動き回る。
久しぶりの男とのキスに奈央は夢中になった。次第に自分も舌を動かして浩二に応えるように唇を吸い、舌を絡ませうごめかせた。

ちゅうちゅう、くちゅくちゅと音を立てて2人はキスを続ける。
奈央が次第に積極的になると、それに合わせるように浩二も激しく舌と唇を動かした。

「んんっ、んむぅっ、ん、ふぁ、ふぅ」

互いの口から唾液が垂れ、それを拭うことも忘れたように浩二と奈央はむさぼりあった。
浩二は、激しくキスをしながら奈央の手をゆっくり撫でさすり始めた。指の1本1本をなぞると、奈央は背筋をぴくっと動かす。

「はぁっ、はっ、んんっ…んぅ…」

浩二は女を蕩かすセックスに自信があった。女を支配したければ、自分から求めさせなければならない。そして女が恥を捨てて求めてくるまでは徹底的に焦らさなければならないのだ。

「ふぅ…っ、はっ、んんぅ」

奈央はこれまでの女と比較しても、随分感じやすいようだった。

「んぅ、んんっ、はっ、はぁっ…んぁ、ぅぅ」

長い時間をかけて口からほぐされた奈央は、唇が離れた時すでに放心状態だった。

「ふっ、はぁ…はぁ、はぁ」

荒く息を吐いていると、落ち着く前に浩二が首筋に吸い付いてきた。

「ひぁぁっ、あんっ、あ、くびっ…」

ちゅっと吸ってからべろりと舐め上げると奈央は身体をびくびくと跳ねさせる。
気を良くした浩二は次に舌先でそっと首筋をなぞり、奈央の耳元に口を寄せた。

「感じやすいんですね」

「ひぁっ、ちが…」

耳元で囁かれ、奈央は背中をぞくぞくと快感の波が走ってくるのを感じた。
首筋から鎖骨にかけて小さくキスを落としながら、浩二は奈央の身体をゆっくりと押し倒した。
腰の辺りを支え、抱きかかえるようにして身体を倒すと、自動的に寝てしまう形になる。
強引にではなく、あくまで自動的に自然にそうなってしまったと女性に錯覚させるのが重要なポイントだ。

潤んだ奈央の目を見て、浩二は再び口付けた。そしてキスをしながら、奈央の前開きタイプのワンピースのボタンをするすると外す。

「んっ、んぅ、ふ…」

簡単にワンピースを脱がされて、改めて浩二の手慣れた「上手さ」を奈央は感じたが、やはりそれを嫌に思わなかった。このまま身を任せたい気持ちにさせる雰囲気が浩二にはあった。

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