有栖川兄弟の愛犬の日常。 (Page 3)
「…ぁ………わ…わん…?」
「…うちの犬は元気がないな…」
「わ、わんっ!わんわん!わぅん!」
必死な鳴き真似は涙声が混じって、余計に滑稽だった。
「床も汚してるぞ。舐めて綺麗にしないといけないんじゃないか?チェリー…」
「…っ…」
生まれてこの方、尿を舐めたことなど当然無い。
しかし千絵はおずおず四つん這いになると、震える舌を伸ばし、小さな水溜まりをぴちゃぴちゃ舐め始めた。
「…ぅ…っ…ぁ…、…ぇぅ…」
…理不尽だ。理不尽すぎる。自分が一体何をしたというのだろう。
薄黄色の液体に、一粒、また一粒と涙が落ちた。
「よしよし。チェリーは良い子だな。綺麗にできたらご褒美をやろう」
「そうそう。良い子にしてたら、涼平だって優しいんだから」
涼平が先程とは打って変わった甘い声で言い、恭平が優しく頭を撫でる。
その瞬間、千絵は完全に理解した。
自分にはもう、ひと夏の間、この少年たちのペットとして振舞うしか道は無いのだと。
「よーくカミカミしないと喉に詰まっちゃうよ。もう一回」
「んん…!」
そう言って千絵のおまんこに再挿入されたのは、皮を剥いたバナナ。
千絵はそれを膣圧で一生懸命千切り、『チェリー』と書かれた犬用の餌入れに少しずつひり出した。
それからお尻を振って喜びを示しつつ、餌入れに顔を突っ込んで、自分の愛液にまみれた食事を口にする。
三食全てこの調子で、拒むと次はいつまともな食事が出てくるか分からないから、千絵はなんだってありがたく食べるようになっていた。
昼食が終われば、今度は散歩だ。
千絵にとってはこの時間が一番の苦痛だった。
有栖川家の私有地とはいえ、屋敷の外を全裸に首輪だけの姿で『お散歩』させられるのも辛かったし、何より———
「いいよー、見ててあげるからいっぱい出して」
「…っ…う…」
お尻を地面に近付けてしゃがむ千絵の後ろで、スコップを持った恭平はにこにこ様子を眺めている。
「あはは、お尻の穴パクパクしてる。おもしろーい」
「…ぁぅ…ゃ…、…っ…ぁあ…」
「出てきた出てきた…、…わあっ!」
「きゃぅ?!」
突然の大声に、千絵は目を白黒させた。
「ふふっ、あはははは!」
「…わっ、わん…?」
「恭平…驚かせたらそりゃ引っ込むだろ。しょうもない事するなよ」
「ごめんごめん。チェリー、今度は邪魔しないからどうぞ」
「…うぅ…」
遊ばれながら大も小も排泄し、一回り近く下の少年達の手でそれを処理されるのは、耐えがたい屈辱だった。
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