バスの中の秘め事 (Page 4)
その瞬間。
「まもなく終点、終点です。お降りの際は、お忘れ物にご注意ください」
車内アナウンスが響いた。
2人ははっとして、もぞもぞと降りる態勢を整え始める。
結局絶頂することができず、由佳はふわふわとした感覚で疼きを抱えたままバスを降りることになった。
*****
バスセンターから明の家までは自転車で5分程だ。
その距離がこんなにもどかしいものとは2人とも思っていなかった。
側から見ると滑稽なほど、2人は急いでいた。
明の部屋に入ってドアを閉めた途端、堪えていたものを爆発させるように2人はキスをした。
身体を密着させて、互いの身体をさわさわとまさぐりながら、最初から深いキスをする。
「んっ…はぁ、んんっ」
互いの唇を貪り、口内で舌を絡め合いながら、2人は互いの服を脱がせ始めた。
少しずつベッドに向かいながら、焦って手間取りながらも口づけを続けた。
「んぅ、はぁ…ん、んんっ」
甘い声を漏らす由佳は、さっきのバスでの我慢が効いているのかキスだけで普段より乱れているようだ。
互いの洋服をすっかり剥ぎ取ってベッドの上にもつれ込むように倒れると、明は由佳の割れ目に手を伸ばした。
そこはバスの中で触れた時以上に熱く潤っている。
「あぁんっ」
バスの中では出せなかった声を由佳が上げた。
「ずっと濡らしてたの?」
明は言いながら、とろとろの愛液を潤滑油にしてクリトリスを撫でた。
「ん、あぁっ…だって…っ」
「イキそうなとこで止めちゃったもんね?」
「あぁっ…そぅ…んん、いぃっ」
「もう我慢しないでいいからね」
「あぁんっ、いく、あ、すぐ…っ、いぃぃっ」
一度極限まで焦らされていたクリトリスは、再び撫でられるとあっという間に絶頂に向かっていった。
「イッて、イく顔見せて」
「いくいく…っ、あぁぁぁぁっ」
思い切り背を反らせて、身体をびくんと震わせて由佳は絶頂した。
「っ、はぁ、あぁっ、はぁ、はぁっ」
息を荒げて、全身を貫くような強烈な快感の、甘い余韻を由佳は味わっていた。
「ほんっと、クリイキ好きだよね」
由佳のイキ果てた顔を見て満足そうに言うと、明はぐったりとした由佳の脚の間に自分の身体を割り入れた。
そして実際のところバスの中から硬く勃起していたペニスを、熱くどろどろになった割れ目に押し当てた。
「んんっ、あっ」
ゆっくり挿入すると、クリトリスで絶頂したばかりのせいか中はいきなりきゅっとペニスを締め付けた。
「っ…あぁ…」
明はようやく与えられたペニスへの直接的な快感に思わず低くうめき声を漏らした。
由佳を攻めている間もずっと明自身興奮が高まっていて、ペニスの方も我慢が限界だったのだと気づく。
あまあま!
こんなドキドキもステキ(><)*。
イエロ。 さん 2023年1月22日