ちっちゃい妹じゃだめですか? (Page 2)
「うわっと」
ジョッキを傾けすぎて、ビールが溢れた。
ハンカチをとり出そうと慌てていると、おしぼりを持った白い手が俺のズボンを拭き始める。
「大丈夫ですか? 佐藤さん」
「あ、す、すいません」
小林が俺のズボンを拭いてくれた拍子に、アルコール臭の混じった甘い香りが鼻をくすぐる。
同時に、股間を軽く擦られる痺れが襲ってきた。
「小林さん。も、もう大丈夫なんで」
「あら、ごめんなさい」
無意識に俺の股間を押さえていた手を離す小林は、頬を紅く染めていた。
少し伏せられた切れ長の瞳に鼻筋の通った彼女は、はっきり言って美人だ。
あの大きな胸がなくても、彼女と付き合えたい男は多いだろう。
でも、出世レースから脱落した俺には、もう無理な話だ。
彼女は謝りながらちらりと俺の股間を見て、何かに気が付いたように目配せした。
俺の股間が反応し始めたことに、気付かれたらしい。
最近は独りになれないことが多くて溜まっているから、ヤバイ。
「すみません、お手洗い」
俺は慌てて彼女の隣を後にした。
慌ててトイレへ駆け込み、大きくなったモノを取り出す。
抜いてしまわないと、爆発してしまいそうだ。
「あら……」
「え?」
便座に座った途端にドアが開き、俺は自分の肉棒を握ったまま間抜けな声をあげた。
ドアを開けた本人は頬を染め、一瞬迷ったあとドアを閉める。
中に入ったまま。
俺は、薄いブラウスをはち切らんばかりにしている双乳を見つめるだけで、何も言えない。
小さな個室に、甘い匂いが広がっていた。
「あの……ちょっと様子がおかしかったから、その」
頬を赤く染めた小林さんは、俺の固くなったモノをチラチラと見ながら言い訳する。
「……小林さん、酔ってます?」
「……そ、そうみたい。ちょっとさすってもらえる?」
そう言った彼女は俺の前に屈み込み、ブラウスのボタンを外し始めた。
「ち、ちょ! 薫、待って、待って!」
「んふ。まだそう呼んでくれるのね。智くんの方こそ苦しそう」
「あ、いや、これは、あの……」
慌てて肉槍を隠そうとしたが、すぐに隠せる状態じゃない。
彼女はブラウスをはだけ、綺麗な刺繍に飾られた真っ白い肉房を顕にした。
甘い匂いがキツくなってきて、頭の芯が痺れる。
肉槍の先端に、プクリと水玉が浮かび上がった。
「あは。智くん、嬉しい。私がさすってあげるね」
濡れた唇が微笑むと、ブラジャーのフロントホックが外れて真っ白な双乳が飛び出した。
「いや、待って小林さん」
「お願い。さっきみたいに薫って呼んで」
彼女は瞳を潤ませて懇願すると、俺の肉茎を挟むように白い乳房を持ち上げた。
「だめだよ、こんなこと」
「お願い、私、ホントはまだあなたのことがーー」
「お客さま、大丈夫ですか?」
思いつめたように彼女が口を開いた瞬間、ドアを叩く音と店員の心配げな声が響いた。
彼女はピタリと動きを止め、スッと立ち上がって身支度を整え始める。
「すみません、もう出ます。……大丈夫ですか、佐藤さん? ……飲み過ぎなんですよ」
彼女はブラウスのボタンを止めながら、言い訳するような声をあげた。
俺も立ち上がり、張り詰めた肉槍を無理やりズボンに押し込んだ。
「……ごめんね。ほんとに大丈夫?」
小声で囁く彼女の視線は、膨らんだ俺の股間に向けられていた。
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