ちっちゃい妹じゃだめですか? (Page 5)

「智くんがイクとこ見せて! あの女には見せなかったんでしょ? だったら、私には見せて! 触らせて!」

「な、なんでそうなるっ?」

「あんなおっぱいお化けになんか、智くんをあげない! 智くんは私のもんだ!」

 凛は泣いているような怒っているような複雑な表情で叫んだ。

 そしてソファから跳び上がると、両手を広げて俺の胸に飛び込んできた。

 俺は慌てて彼女を受け止め、そのまま床の上に押し倒される。

「ごめん、ごめんって! だから落ち着ーー」

 彼女を押し退けようとした俺の腕をかいくぐって、凛の濡れた唇が俺の口を塞いだ。

 少ししょっぱくて柔らかいトロトロのものが、俺のざらついた唇の上を蠢く。

「ん、んん。ちゅ、んふぁ」

 彼女は息継ぎをするように口を離すと、熱い吐息とともに艶のある声を漏らした。

 本人に言うと怒るだろうが、幼い容姿と牝の悦声のギャップが堪らない。

 だめだ。このままだと我慢できなくなる。

 この娘を壊してしまう。

「ちっちゃい子って、嫌い?」

*****

 彼が姉の彼氏として紹介された日のことはあまり覚えていない。

 ただ、「今までの人よりもおじさんだなあ」と思ったくらいだ。

 でも彼は初めて、凛を子供扱いせず、大人の女性として接してくれた。

 だから逆に甘えられた。心を許して相談できた。

 そして、姉が彼を捨てたあの日、姉の軽はずみな行動に傷付いた彼を見た瞬間、彼を失う恐怖に襲われた。

 だから凛は、こうなることをずっと待ち望んでいたんだ。

 

「や、やる気満々じゃん」

 初めて見る彼のソコは、凛が想像していたよりもグロテスクで、思わず怯んだ声をあげてしまった。

 けど、胸がドキドキして愛しさが溢れ出してくる。

「無理するなよ、凛。俺は一人でーー」

 彼の心配げな声を無視して目の前の肉棒に舌を這わせると、彼はビクリと言葉を詰まらせた。

 先っぽから汁が出てきて、水玉を作る。

「智くん。私、好きな人と一つになりたい」

 舌先で、大きくなった雫をすくいとって告げた。

 今まで味わったことのない味が口内に広がり、びっくりするほど鼓動が高まる。

 堪らず、彼の肉茎に頬擦りする。

「凛……」

 彼の大きな手が、反対側の頬に触れた。

 凛は自分の手を暖かい彼の手に重ねて押し付け、コクリと頷く。

「はい、智之さん。私、あなたのことが好き。お姉ちゃんなんかより、ずっとずっと好きなの。だから……」

 思わず口をついて出た「智之さん」という呼び名に、凛自身の覚悟が載っていた。

「凛、始めたら止まらないよ。壊しちゃうかも」

「いいの。智くんに壊されるんなら……それでも嬉しい」

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