不思議な玩具を使って地味なOLを弄んでみた (Page 4)
「もっと、して」
そんな囁きに、俺の心臓が爆発したかのように脈打った。
俺の顔を覗き込むようにしながら目を開けた彼女の瞳は、黒曜石のようにヌラリと輝き、俺の頭の芯を溶かしてしまった気がした。
*****
「ん、んく、んん……」
電車の振動と騒音に紛れて、朝に似つかわしくない嬌声が僅かに漏れてくる。
俺は鞄の下に隠している手の動きを止め、声の主をちらりと伺った。
座席の一番端の衝立と俺に挟まれた彼女は、少し恨めしげな色を含む潤んだ流し目を俺の顔と鞄に送り、俺に寄り掛かるようにして大きく息を吐いた。
左肩に彼女の頭が乗り、彼女の腕が左腕に絡まって、恋人つなぎで拘束される。
すでにラッシュを過ぎた上に都心とは逆に向かっている電車の中は閑散としており、この車両には俺達以外に正面に座る老人と、少し離れた席に座って携帯を弄っている女子学生らしき制服姿の少女の2人だけだ。
俺は遠慮なく指を動かし、円盤の花弁に2本の指を押し込んだ。
円盤の花弁の隙間に挿し入れた2本の指は、円盤を突き抜けることなく潜り込んでいった。
しかし指が切れているわけではなく、指は熱いトロトロの蜜壺に浸かる淫猥な感覚に包まれており、彼女の吐息に合わせて、キュッキュッと締め付けられ無数の襞に舐められているのも分かる。
それは摩訶不思議なこの円盤の力で、彼女の秘部がこの円盤と繋がっているということだ。
俺は根元まで入れた2本の指を、バタ足のように動かした。
くちゅぷちゅ、ちゅちゅぷっ!
「んきゃっ」
不意を突かれた子猫のような声をあげた美沙が慌てて俺の肩に顔を押し付け、繋いだ手に力を込める。
そして、腰の痙攣を抑えるように俺の腕に抱きついていた。
「ん、んふう、ふう。ゆ、指じゃ、な、なくてえ!」
「指でも、気持ちいいでしょ?」
「き、気持ちい、いい、けどーーん、んむ」
甘えたような嬌声あげた彼女の口に唇を重ねて黙らせる。
右手は円盤に入れ、左手はギュッと握られたままだから、他に方法がない。
俺は自分にそう言い聞かせ、見開いた彼女の瞳を見つめた。
美沙の瞳の瞳孔がみるみる開いたのが分かる。
「ん、んふう、ん、ちゅ、ちゅちゅむ、ちゅ」
彼女の熱い舌が俺の唇の隙間から入り込み、俺の舌を絡め取ろうとじゃれてきた。
彼女は空いている方の手が所在なげにワイシャツの上を這って腰へ動くが、鞄に遮られる。
「んはあ。鞄、どけーー」
「静かに」
「……ふぁい。ごめん、な、しゃい」
大人しく頷く美沙を尻目に周囲を疑うと、女子高生がこちらを伺うような視線をちらちらと向けてきている。
老人もおそらく寝たフリだ。
「見られてるよ」
真っ赤になっている耳元へ口を近づけ、少しきつめの口調で囁いた。
彼女の肩がビクリと跳ね、周囲に目を向ける。
その目は不安の色を湛えているが、俺の指をひくひくと締め付ける柔らかな肉が、彼女が興奮していることを示していた。
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