はじまりは淫夢
ある日お腹が空いたサキュバスのリーンは食事のために適当に相手を選んだ。そして選んだ雅夫(まさお)に淫夢を見せる。体が反応したところでリーンは雅夫を起こし、お腹を満たすために精液をもらう。ただそれだけの関係だっただけなのに―…。
お腹が空いたら、つまみ食いが鉄則。
誰だっていいわ、お腹を満たしてくれるなら。
そう思って飛び込んだ家。
本当に、それだけだったはずなのに、
「あらぁ!」
私を見て驚く顔は思っていたよりもずっと可愛い。
「こんばんは」
「こ、こんばんは」
「んふ、可愛いわね。私の名前はリーン。あなたは?」
「僕は……雅夫(まさお)」
「素敵な名前ね」
「どうも……あの、リーンさんは悪魔なんですか?」
「どうしてそう思ったの?」
「羽と、尻尾があるから」
「本物だと思うの?」
私の質問に何度も視線を動かした。
あまりに可愛いその態度に、飛んで尻尾を動かして見せた。
「ほ、ほんものだ……」
「そうよ。でも、悪魔じゃないわ。サキュバスよ!」
「淫魔……。じゃぁ、今の夢は……」
「しっかりエッチな気分になったでしょ!」
「なったけど、どうして……」
「サキュバスがすることなんて、一つでしょ!」
笑って、雅夫に乗りかかればビクビクとした反応に童貞だとわかった。
「初めてみたいね」
「な、なんでわかるんですか!」
「わかるわよ」
「サキュバスだから?」
「そう」
サキュバスじゃなくても多分なんとなくわかると思うけど、黙っておいた。
雅夫は真っ赤になりながら恥ずかしいと言って俯いた。
「あら、誰しも初めてはあるのよ。その初めてがいつかなんてどうでもいいじゃない」
「で、でも」
「好きな人との大切な時にとっておいたところ悪いんだけど、今から奪うわよ」
「え」
「サキュバスって言ったじゃない!お腹減っているから、来たのよ!」
笑いながら雅夫を捕まえて思いきって下の衣服をはぎ取った。
脱がせて見れば可愛いペニスが見えて思わず舌舐めずりをしてしまった。
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