ヒモの心得 (Page 6)
「んんっ…」
絶頂の余韻で震えながら、楓はくったりと太一のなすがままだ。
太一は楓の着ていた家着のTシャツとショートパンツをするすると脱がせ、優しい手つきでショーツも剥がした。
カーテンを閉めているとはいえ昼間なので薄明るい室内で、楓の真っ白な肢体が浮かび上がるのをうっとりと見下ろし、太一は自分の着ていたものも脱いだ。
太一は楓の脚を広げて持ち上げると、ベッドに置いてあるクッションを楓の腰の下にはさみ入れた。
そして自分の身体を屈めて楓の陰部に顔を寄せる。
「あぁっ、やだ、ねぇ…んんっ」
楓は身を捩って軽く抵抗した。
クンニされるのが嫌いな女は少ないが、楓ももちろん多数派だ。
太一が抵抗なくクンニしてくれるように、楓は毛も全て医療脱毛しているし、常から陰部の保湿や匂いケアも徹底している。
「やなの?舐めちゃだめ?」
毛をなくしているのは太一も同じだ。もちろん楓のお金で脱毛した。
互いに毛がないので貪り合うような口淫も思い切りできるのだが、今の楓はそれどころではない様子で腰を震わせている。
「んん…ほしい、太一の、すぐほしいの…」
潤んだ目で楓はねだった。
バイオリズムのせいもあるのか、今日、楓はとにかくまず膣奥の疼きを慰めてほしかった。
「そっか、欲しいんだ」
太一はにやりと笑って顔を上げると、硬く反り返ったペニスを楓の割れ目に擦り付けた。
「あぁんっ」
そこはすでにぐちゃぐちゃに濡れていてペニスを滑らせた。
じっくり愛撫し合って何度も絶頂してから挿入するプレイが2人の間では定番だが、ごくたまに楓が早めに挿入を求める日がある。
そういう日は、一旦挿入して互いに絶頂した後、また濃厚な前戯から始めて何度もセックスをするので長くなる。
「あ、あああ、ぅ、んんんっ」
ずぶずぶと、長いペニスをゆっくり挿入すると楓は一際大きな声をあげた。
すっかり濡れてはいるが、指などで中をほぐしていないので締め付けが強い。
楓の細い腰を押さえて、ぐうっと膣内に割り入っていく瞬間が太一は大好きだ。
「はぁ…っ、かえちゃん、締めすぎ」
「んんっ、だって…あ、だめ、あああっ」
ペニスが全て挿入されて先端が膣奥を撫でると、待ちかねていた甘い刺激に楓は顎を反らせて悦んだ。
「あぁ、あ、すき…たいち、すきっ…んぅぅっ」
楓が手をふわふわと泳がせるので、太一は楓に身体を密着させてぎゅっと抱きしめた。
楓も太一の身体に腕をまわす。
ぴくぴくと全身が震えているのは、膣奥であっさり絶頂しそうになっているからだ。
「あああ、だめ、あ、いく、イッちゃう…っ」
ピストンせずに、奥をペニスで撫でるように動かすと、楓はそれだけで絶頂した。
「んぁぁぁっ、あああっ」
太一の身体に脚も巻きつけ、全身で太一にすがりながら楓は膣奥の甘い絶頂を味わった。
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