秘書のお仕事 (Page 3)

自分の人事権を握る上司だから断らず最初の数回は相手の言うがままにセックスさせてみたが、潤が女に慣れていないことには最初の数秒で気付いた。

強引に言い寄って自分とセックスすることで潤が満たされている訳でもないこともすぐにわかった。
そして反応が鈍い自分の態度に怯えるように、しかしがむしゃらに腰を動かす潤を見て、美紗は潤の中にあるM性を見抜いたのだった。

「今日も、いっぱい我慢できたらご褒美あげるからね」

美紗は、下着1枚でソファに座っている潤の目の前に立ってその顔を見下ろし、優しく微笑んで言った。
そして自分のタイトスカートを少したくし上げると、見せつけるように潤の膝にまたがって座った。

そのゆっくりとした動きに、潤は高まる興奮を抑えきれず息を荒げた。

「あれ?」

わざとらしく美紗が声をあげ、潤の両肩に手を置いて鎖骨をすりすりと撫でた。

「…はぁ…」

ようやく訪れた直接の接触に、ふくれあがった期待が弾けて潤は声を漏らした。

「まだ触ってないのに、乳首立っちゃってるね?」

「…っ」

潤は眉根を寄せて、困ったように顔を伏せた。
恥ずかしい、しかしそれが気持ちよくてたまらない。
この感覚を40になるまで知らなかった。

「触ってほしい?」

美紗は潤の鎖骨から胸板の方へ、手を滑らせる。
乳輪のほんの1cmほど外側を人差し指でくすぐると、身体をびくんと震わせた潤が細かく頷いた。

「…はぁ、あ…」

核心に触れられていないのに、たまらずうわずった声を上げる潤を、美紗は可愛らしく思う。
そして美紗自身も、この行為にどんどん興奮が高まっているのだ。

「ちゃんと言って?」

「あ…さわって、ください…っ、あ、ああっ」

潤がきちんと言葉にしたのを聞いて、美紗は右手の人差し指で潤の乳首をくりっと撫でた。
潤は身体をびくびくと震わせて、欲していた快楽を味わった。
これだけで呆けてしまうほど、気持ちよかった。

「きもちい?」

潤の耳元に口を寄せ、囁くように美紗が尋ねた。

「っ…ん…」

潤はこくこく頷いて、だらしない声を漏らす。
美紗はぷっくり膨らんだ乳首を指でくるくる転がし、潤の反応を楽しんだ。

「社長室で、部下に乳首こりこりされて気持ちよくなっちゃうんだ?」

「あっ…だ、だ…っ」

顔を真っ赤にして羞恥に悶える潤は、しかしそれが気持ちよくてたまらなかった。
美紗は潤の首筋にちゅっちゅっと軽くキスをしながら乳首を捏ねた。

「はぁ…はぁ…っ」

顔を上に向けて、潤は息を荒げた。
情けない声をできるだけ出さないようにと思っても、しかし本当は思いっきり喘げばもっと気持ちよくなれることも潤はもう知っている。

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